[番外編] カード別使用感 Fantastique Deck
カード別使用感こちらのアンケートに是非お答え下さい!!
2011年トランプ番付 -このデックが一番じゃい!-
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ショップサイト更新しました。
ノートやらデックやらもしよかったら是非どうぞ。
ASPARA SHOP
さてさてD&Dから何か変なカードがリリースされました。
品質では特筆すべき点もありませんが、デザインが大変面白い。
描かれているものがマジックの歴史に登場するオートマタであったり、パラパラ漫画のように裏模様が動いたりします。
というわけで番外編としてご紹介したいと思いました。

「Fantastique Deck」
D&Dからリリースされた新しいデザインのデックです。
ケースのデザインや裏模様のデザインにはイスラエルのイラストレーターSveta Doroshevaさんが関わっているようです。S&Mデックでもそうですが、D&Dの関わるアイテムにおいて印象的なイラストを描くイラストレーターさんを起用する事が多いようですね。
描かれているのは、近代奇術の父と言われるロベール・ウーダンの作った「からくり人形」や、人体切断の様子、チェスを指す自動人形などです。
お値段は6ドルと高め。最近はお高いトランプが多いですね。
ケースは面いっぱいにシルクハットとその周りを回る道化師、花やらなんやらが描かれています。全体はモノクロですが結構派手です。
蓋のシールは貼られていません。
ケースの下部にバーコードは無く、側面にはイラストレーターの名前やD&D社が書かれています。
ジョーカーは2枚、一枚は帽子やマントを纏った鳥が立っています。ステッキも持っていますね。細かく描かれており、例えば帽子にはシカゴの四つ玉が描かれていたりします。
もう一枚は道化師が「JOKER」の文字を作っています。
宣伝カードは入っていません。2枚のブランクカードが入っています。
スペードのAにはチェスを指すからくり人形が描かれています。
「トルコ人」というこの人形は18世紀に登場したもので、実際は中に人が入っており、テーブルの中を改める際に上手く隠していただけの手品でしたが、当時は思考能力を持つ機械としてとても有名になりました。
勿論「中に人が入ってるんじゃないの?」という当然の疑問も持たれており、エドガー・アラン・ポーなどの小説にも登場してからくりについて書かれていたりします。
ジョーカーに描かれている鳥は鴨でしょうか?だとするとこの「トルコ人」というチェス人形と、「ターキー」でかかっているのかもしれませんね。
さて品質ですが、ここ最近で登場しているデックと同じく、柔らかく耐久性の無さそうな品質です。これといって特筆する点はありません。
開封直後のすべり具合
「★★★★」(4)
最初は滑ります。
裏模様の見た目
個人的に「★★★★★☆☆」(7)
マジック用として「★★★★」(4)
僕は気に入りました。
パラパラ漫画の仕掛けもありますし、描かれている内容もマジックならではの品々で大変面白いと思いました。
一番上に人体切断の女性、その下に3人の自転車に乗った人形が描かれています。
ロベール・ウーダンが自転車に乗る人形を作っていたかどうか僕の記憶が定かではないのですが、ブランコを漕ぐ人形は確か作られていたと思います。
さて、この絵柄ですが、カード1枚ごとに幾つかの部分が少しずらして描かれています。
このようにすると、デックをリフルした時にその部分が動いて見えます。パラパラ漫画ですね。
どういう風に動くのかは実際にやってみてください。
つまり1枚ずつ微妙に違う絵柄になっているので、52枚の中で同じ裏模様のカードはありません。
よーく見たら3~4枚ずつで変えてありますね。
マジック用としては、雰囲気はとても良いのですがカラーが一色なので★ひとつ減らしました。
スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★☆」(6)
多分、滑りの耐久性は最近のBicなどと同じく、昔のデックに比べて低いでしょう。
でも勿論、開けて暫くは綺麗に滑ります。
リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★」(5)
無難。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
これも無難。U.S.P.C社製。
カードの硬さ
「★★★★★」(5)
柔らかめ。これも最近と同じく。
エンボス加工の有無
有り。
加工名の表記はありません。
何層構造か
3層構造になっています。
値段との釣り合い
[#IMAGE|S1#]
これはデザインに対してお金を払うので、まぁまぁ良いと思います。
700円弱くらいなら妥当でしょう。
[フェイスの色]
絵札は殆どモノクロで、シルバーのメタリックインクが使用されています。
ハートとダイヤの数札は全てシルバーのインクなので、赤くありません。簡単に言うと灰色です。
全体的に灰色やモノクロのイメージを出したのでしょうが、ハートとダイヤは赤色にしてほしいと思いました。
総評
トランプのデザインに遊びを多く入れているデックはあまり無いので、非常に楽しいですね。こういうデックについて品質をとやかく言うのは無粋なので、それは置いておきましょう。
ウーダンのオレンジの木やからくり人形、人体切断、チェス人形と、描かれているのがマジックに関係するモノばかりなので、マジシャン向けのコレクションアイテムというコンセプトで良いのでしょう。
勿論実際にマジックにも使えますが、使うとカードが混ざるので、パラパラ漫画を見たい時や見せたい時はちゃんと順番を揃えないといけません。
パラパラ漫画の効果を使ってカードを当てる手品がありますね。カードを少し加工してそういう演出にも使えるようになるかもしれません。
カード別使用感 目次
D&Dからリリースされた新しいデザインのデックです。
ケースのデザインや裏模様のデザインにはイスラエルのイラストレーターSveta Doroshevaさんが関わっているようです。S&Mデックでもそうですが、D&Dの関わるアイテムにおいて印象的なイラストを描くイラストレーターさんを起用する事が多いようですね。
描かれているのは、近代奇術の父と言われるロベール・ウーダンの作った「からくり人形」や、人体切断の様子、チェスを指す自動人形などです。
お値段は6ドルと高め。最近はお高いトランプが多いですね。
ケースは面いっぱいにシルクハットとその周りを回る道化師、花やらなんやらが描かれています。全体はモノクロですが結構派手です。

ケースの下部にバーコードは無く、側面にはイラストレーターの名前やD&D社が書かれています。

ジョーカーは2枚、一枚は帽子やマントを纏った鳥が立っています。ステッキも持っていますね。細かく描かれており、例えば帽子にはシカゴの四つ玉が描かれていたりします。
もう一枚は道化師が「JOKER」の文字を作っています。
宣伝カードは入っていません。2枚のブランクカードが入っています。

「トルコ人」というこの人形は18世紀に登場したもので、実際は中に人が入っており、テーブルの中を改める際に上手く隠していただけの手品でしたが、当時は思考能力を持つ機械としてとても有名になりました。
勿論「中に人が入ってるんじゃないの?」という当然の疑問も持たれており、エドガー・アラン・ポーなどの小説にも登場してからくりについて書かれていたりします。
ジョーカーに描かれている鳥は鴨でしょうか?だとするとこの「トルコ人」というチェス人形と、「ターキー」でかかっているのかもしれませんね。
さて品質ですが、ここ最近で登場しているデックと同じく、柔らかく耐久性の無さそうな品質です。これといって特筆する点はありません。
開封直後のすべり具合
「★★★★」(4)
最初は滑ります。
裏模様の見た目
個人的に「★★★★★☆☆」(7)
マジック用として「★★★★」(4)
僕は気に入りました。
パラパラ漫画の仕掛けもありますし、描かれている内容もマジックならではの品々で大変面白いと思いました。

ロベール・ウーダンが自転車に乗る人形を作っていたかどうか僕の記憶が定かではないのですが、ブランコを漕ぐ人形は確か作られていたと思います。
さて、この絵柄ですが、カード1枚ごとに幾つかの部分が少しずらして描かれています。

どういう風に動くのかは実際にやってみてください。
よーく見たら3~4枚ずつで変えてありますね。
マジック用としては、雰囲気はとても良いのですがカラーが一色なので★ひとつ減らしました。
スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★☆」(6)
多分、滑りの耐久性は最近のBicなどと同じく、昔のデックに比べて低いでしょう。
でも勿論、開けて暫くは綺麗に滑ります。

リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★」(5)
無難。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
これも無難。U.S.P.C社製。

カードの硬さ
「★★★★★」(5)
柔らかめ。これも最近と同じく。
エンボス加工の有無
有り。
加工名の表記はありません。
何層構造か
3層構造になっています。
値段との釣り合い
[#IMAGE|S1#]
これはデザインに対してお金を払うので、まぁまぁ良いと思います。
700円弱くらいなら妥当でしょう。
[フェイスの色]
絵札は殆どモノクロで、シルバーのメタリックインクが使用されています。
ハートとダイヤの数札は全てシルバーのインクなので、赤くありません。簡単に言うと灰色です。

総評
トランプのデザインに遊びを多く入れているデックはあまり無いので、非常に楽しいですね。こういうデックについて品質をとやかく言うのは無粋なので、それは置いておきましょう。
ウーダンのオレンジの木やからくり人形、人体切断、チェス人形と、描かれているのがマジックに関係するモノばかりなので、マジシャン向けのコレクションアイテムというコンセプトで良いのでしょう。
勿論実際にマジックにも使えますが、使うとカードが混ざるので、パラパラ漫画を見たい時や見せたい時はちゃんと順番を揃えないといけません。
パラパラ漫画の効果を使ってカードを当てる手品がありますね。カードを少し加工してそういう演出にも使えるようになるかもしれません。

カード別使用感 目次
コメント
No title
しかも結構お高い・・・
いままでにない質のデックとか
質を格段に上げたデックとか出てくれれば良いんですけどねwww
2011-11-15 21:50 y-koutoku URL 編集
No title
お高いですよねー、インクの色とかデザイン、ケースの材質にお金掛けてるようなデックが多いので、MANDOLILNやMASTERS EDITIONみたいなデックがもっと増えれば楽しいです。
2011-11-16 00:45 k_motonari URL 編集