fc2ブログ

ダブルでレイジーなトライアンフ

マジックの話し
06 /14 2011
Q:一緒にカードゲームをしない方が良い人は、どんな人??

A:酔っ払いとマジシャン。彼らにとってカードの裏表という区別は無いも同然だから。



デックが腰辺りの位置にあれば別だけども、僕はデックの特定のカードをターンノーバーするのがあんまり得意じゃないので、どうすれば楽で簡単にカードをアレできるか考えていたときに出来た手順です。
DBカードを1枚使って弄っていた時に出来たのですが、ガフカード無くても出来るじゃん、と思って作ってみました。

ヴァーノンの大傑作「トライアンフ」のバリエーションは、カードを本当に裏表で混ぜてからそれを密かに分ける方法と、演技中に密かにターンノーバーしてから裏表を混ぜたように見せかける方法の2通りで大体行っていると思うのですけど、僕はどっちかというとターンノーバーしてから混ぜたように見せかける方法(後者タイプ)のほうが好きなのです。
本当に裏表を混ぜてから分けるタイプは、いわゆる「あらため」のお陰でバラバラに混ざっている視覚的な説得力はありますけど、僕は「あれ無くてもいいんじゃないかな」と考えているタイプなのです。

どっちのタイプにしても、必ず「ターンノーバーする所」が演技中のウィークポイントになりますね。その場所をどうやったら違和感なく通過できるのかについて、前者タイプだと原案の動作が一番シンプルで一番流れを止めずに通過しているのかな、と思います。
後者タイプは技術的にもちょっと難しいですが、ストーリーと動作に組み込めば良いんじゃないでしょうかね。カードマジックでは、難しい技法を使って見せる曲芸という印象を受ける演技が最近多いように僕は思うのですが、そうじゃなくてストーリーとかパントマイムがあって、それがその場とは違う小さいステージを作るのに一役買っていると僕は考えていますから、そういう部分に技法を組みこんじゃえばいいんだと思います。
Q:酔っぱらったマジシャンがカードゲームに誘ってきたらどうする?

A:良いカモが来たと思って参加する。ゲームに勝てるのは勿論だが、イカサマの方法も見て覚える事が出来るから。

コメント

非公開コメント

No title

うまいですね。全く分かりません。

No title

仰天?こんな使い方が!
脱帽の一言です。

No title

コメントありがとうございます。

buzzさん
ありがとうございます。

Ryujimagicさん
結構大胆ですけど、実演中にバレたような雰囲気になった事はありませんので使えると思いますよ。

No title

あすぱら氏のTriumphに対する考え方とても参考になります。
私はどちらかと言うと逆なのですが、氏の作品を見ると気持ちが揺らぎますね。また一つ、素晴らしい作品をありがとうございます。

No title

コメントありがとうございます。
混ぜた後に出来れば何もしないで広げたいと、僕は思っているのですよねー。

あすぱら

トマト・お酒・カードマジック好き。
最近はレザーアイテムをチマチマ作っております。