カード別使用感 Aristocrat Vtg
カード別使用感
チャリティー商品の販売は終了しましたが、4月いっぱいまではご希望される場合は販売出来ますので、お気軽にご連絡ください。
今ファイルを置かせてもらっている所にさらに手数料が掛かるので、それ以降は販売しません。
まだ売り上げ分の回収が済んでいませんが、来週中には清算します。5月以降の販売については詳細が決まり次第お伝えします。
次の出品内容は左のメニューのタブに載っていますので、ご興味のある方はご覧ください。恐らく29日に出すと思いますが、その前日あたりにそれぞれのカードの紹介も載せます。
さてさて久しぶりの使用感ですね。
あと数デックで終わりなので、載せるカードも厳選してます。
あと1個とか2個で終わりになっちゃうんですけど、番外編にしようと思っているのが幾つかあるので、もうちょっと余裕は作れそうです。といっても3個程度ですけども。
今日のカードはAristocratです。
興味のある方は↓からどうぞ。
今ファイルを置かせてもらっている所にさらに手数料が掛かるので、それ以降は販売しません。
まだ売り上げ分の回収が済んでいませんが、来週中には清算します。5月以降の販売については詳細が決まり次第お伝えします。
次の出品内容は左のメニューのタブに載っていますので、ご興味のある方はご覧ください。恐らく29日に出すと思いますが、その前日あたりにそれぞれのカードの紹介も載せます。
さてさて久しぶりの使用感ですね。
あと数デックで終わりなので、載せるカードも厳選してます。
あと1個とか2個で終わりになっちゃうんですけど、番外編にしようと思っているのが幾つかあるので、もうちょっと余裕は作れそうです。といっても3個程度ですけども。
今日のカードはAristocratです。

興味のある方は↓からどうぞ。
「Aristocrat Vtg」
「Aristocrat」というと、現在のU.S.P.C社製トランプの中ではBeeブランドのワンランク下のカードとして位置付けられています。カジノがデックを作る時に選べるランクのひとつですが、こっちで作るとBeeよりもお安くなります。
ただしその分Beeよりも若干柔らかく、反りやすく、滑り方もちょっと配慮に欠ける(僕の好みの感覚だと)感じです。トータルの耐久性もBeeのほうがあると思います。
この記事のAristocratはそれではなく、昔ながらのU.S.P.C社製のブランドです。現在はもう生産されていませんので手に入れる事は出来ません。なので使用感としての名前にはヴィンテージモノとして「Vtg」と入れておきます。
紺色(または黒)のケースにシックなデザイン、裏面には小さいサイズでカードの模様が描かれています。このデザインはBlue Ribbonとも同じですね。
とてもお洒落な色、デザインだと思います。
シールはちょっと昔のシールよりもう一歩前くらいのものですね。
ケースの作りや紙の色、シール、カードの紙質などから考えて80年代から90年代ごろのカードです。それより昔と言う事は無いと思います。
ただし、これよりも昔のAristocratも勿論存在します。こちらのAristocratは非常に薄くて、現代とはまったく異なる表面加工、非常に特徴的なカードなのです。
黒い方は1940年から65年までの間に販売されていたAristocratです。
バーコードも無く、蓋のシールは印紙です。
これくらい昔のモノだともう使えないかと思いきや、ちゃんと使えるから驚きです。ノートVol.2でも使っていますね。とても好きなカードです。
ケースの材質がちょっと違って、古い方はあんまり良い紙ではありません。
新しいほうはつやつやしています。
お値段は残念な価格ですね。稀に安く手に入ることもありそうですが、大抵のオークションではアホな価格が付いていたりするので、よっぽどの事が無い限り買わない方が良いですよ。
質は勿論とても良いのですが、これを150ドルとかで買うのなら、おバカさんな価格の付いてるジェリーのほうがまだ賢いお買い物だと思います。
スペードのAは現代のArisotcratと同じデザイン、ジョーカーは道化師で、エキストラジョーカーはギャランティーカードになっています。それと広告カードが1枚。
ちなみに古いAristocratにはエキストラジョーカーも広告も入っていません。
開封直後のすべり具合
「★★★★★☆☆☆☆」(9)
パーフェクトですね。この時代のカードらしくちょっと重たい滑りですが、例えば古いカードにありがちな「最初は滑り難い」もありませんし、程よい密着感と滑りです。
裏模様の見た目
個人的に「★★★★★」(5)
マジック用として「★★★★★」(5)
個人的にもマジック用としても無難ではないでしょうか。
赤と青の2カラーです。
Aristocratには3種類の裏模様があります。古いものにはケースに裏模様のナンバーが「BACK NO.1」とか「BACK NO.2」と書いてあるのですが、この新しいものには書かれていませんでした。
古いモノで言う所のNO.1にあたります。
ちなみにNO.2とNO.3はこんな感じ。
どの裏模様も細かい線で構成されています。なかなか面白い模様ですね。
スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★☆☆☆」(8)
昔のカードらしくちょっと重たい滑りですが、ツルツルのテーブルでもマット状でも綺麗に広げられます。
さすがに現代カードのようなサラサラした滑りではありませんが、これはこれで扱いやすいものです。
リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
とても強い弾力ですが裁断も丁寧ですし親指にあたる質感も良いですね。
多少揃える時の抵抗感があります。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★☆☆☆」(9)
昔のU.S.P.C社製なので言わずもがな。
非常に綺麗に、確実に噛み合います。
カードの硬さ
「★★★★★☆☆」(7)
硬いデックですが分厚いわけではありません。
粘りのある弾力で耐久性もあります。
エンボス加工の有無
有り。
フェイスとバックで違うエンボス加工が施されています。昔のカードですね。
裏面:通常の凹凸
表面:縦方向の凹凸
フェイスはペタペタして光沢があります。手に吸い付くような表面で非常に扱いやすくなっています。
こういう光り方をするのは70年代80年代あたりのU.S.P.C社製、とくにカジノデックなどに見られますね。
このデックにはLinenとHighの2種類の表面加工があります。
古いAristocratのHighは確認していますが、新しい方ではまだ触っていません。
違いとしては、リネンはエンボスの凹凸あり、ハイはツルツルです。
赤い方がハイ、青い方がリネンです。
何層構造か
3層構造になっています。
値段との釣り合い
[#IMAGE|S7#]
まぁ、コレクター向けのデックなので仕方ないかも知れませんね。
総評
Bicのオールド・ファンバックの耐久性を上げた感じと言うか、Blue Ribbonとジェリーを足して割ったようなカードですね。
非常に扱いやすく、マジックにもフラリッシュにももってこいの質だと思います。
ディール系もリフト系もカウント系もパス系も、どの技法も行いやすいですね。この、どのジャンルの技法も行いやすい、というカードは意外と少なくて、例えば現代の滑りの良いトランプなんかはリフト系やカウント系でカードがずれやすいのでちょっとだけやり難かったりします。かといってカード同士ががっちりくっ付いていてはディール系が行い難いのです。
その点、この時代のU.S.P.C社製は程よい密着感と滑り具合が両立されているので非常に行いやすいのです。
品質だけならあすぱら一押しになるのですが、残念ながらそれは成らず。やはり価格が高すぎる、という点で大きなマイナスです。このカードを買うのならジェリー買っちゃって良いと思います。
ただ、僕としては非常に経験値の溜まったデックである事は間違いありません。
使用感を書くにあたって、「このカードは絶対に載せたい」というカードが幾つかありました。
その中で、実はこのAristocratは、言ってみればBOSS的な存在でした。
僕はコレクターではありませんので、古いカード珍しいカードにそこまでお金を掛けたくはないのです。それだったらANGLOとかBeeとか、最近で言うとアードネス系のカードを沢山買っておきたいと思っているのですから。
なのでお手頃な価格で手に入れるまで結構長い時間を掛けましたね。
ちなみにこのカードがBOSSだとすると、「四天王」はTAHOE、ANGLO、505、ALADDIN SMOOTHでしょうか。
「意外な刺客」はNo.67、①あたり、「最初は敵だったけど後で仲間になる」のはWizデックあたりですね。
ジェリーとかゴールデンとか、最初から有名なデックは有名すぎて印象が残らないのですよね。
カード別使用感 目次
「Aristocrat」というと、現在のU.S.P.C社製トランプの中ではBeeブランドのワンランク下のカードとして位置付けられています。カジノがデックを作る時に選べるランクのひとつですが、こっちで作るとBeeよりもお安くなります。
ただしその分Beeよりも若干柔らかく、反りやすく、滑り方もちょっと配慮に欠ける(僕の好みの感覚だと)感じです。トータルの耐久性もBeeのほうがあると思います。
この記事のAristocratはそれではなく、昔ながらのU.S.P.C社製のブランドです。現在はもう生産されていませんので手に入れる事は出来ません。なので使用感としての名前にはヴィンテージモノとして「Vtg」と入れておきます。
紺色(または黒)のケースにシックなデザイン、裏面には小さいサイズでカードの模様が描かれています。このデザインはBlue Ribbonとも同じですね。

シールはちょっと昔のシールよりもう一歩前くらいのものですね。

ケースの作りや紙の色、シール、カードの紙質などから考えて80年代から90年代ごろのカードです。それより昔と言う事は無いと思います。
ただし、これよりも昔のAristocratも勿論存在します。こちらのAristocratは非常に薄くて、現代とはまったく異なる表面加工、非常に特徴的なカードなのです。


これくらい昔のモノだともう使えないかと思いきや、ちゃんと使えるから驚きです。ノートVol.2でも使っていますね。とても好きなカードです。
ケースの材質がちょっと違って、古い方はあんまり良い紙ではありません。

お値段は残念な価格ですね。稀に安く手に入ることもありそうですが、大抵のオークションではアホな価格が付いていたりするので、よっぽどの事が無い限り買わない方が良いですよ。
質は勿論とても良いのですが、これを150ドルとかで買うのなら、おバカさんな価格の付いてるジェリーのほうがまだ賢いお買い物だと思います。
スペードのAは現代のArisotcratと同じデザイン、ジョーカーは道化師で、エキストラジョーカーはギャランティーカードになっています。それと広告カードが1枚。

開封直後のすべり具合
「★★★★★☆☆☆☆」(9)
パーフェクトですね。この時代のカードらしくちょっと重たい滑りですが、例えば古いカードにありがちな「最初は滑り難い」もありませんし、程よい密着感と滑りです。
裏模様の見た目
個人的に「★★★★★」(5)
マジック用として「★★★★★」(5)
個人的にもマジック用としても無難ではないでしょうか。

Aristocratには3種類の裏模様があります。古いものにはケースに裏模様のナンバーが「BACK NO.1」とか「BACK NO.2」と書いてあるのですが、この新しいものには書かれていませんでした。
古いモノで言う所のNO.1にあたります。
ちなみにNO.2とNO.3はこんな感じ。


スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★☆☆☆」(8)
昔のカードらしくちょっと重たい滑りですが、ツルツルのテーブルでもマット状でも綺麗に広げられます。

さすがに現代カードのようなサラサラした滑りではありませんが、これはこれで扱いやすいものです。
リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
とても強い弾力ですが裁断も丁寧ですし親指にあたる質感も良いですね。
多少揃える時の抵抗感があります。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★☆☆☆」(9)
昔のU.S.P.C社製なので言わずもがな。

カードの硬さ
「★★★★★☆☆」(7)
硬いデックですが分厚いわけではありません。
粘りのある弾力で耐久性もあります。
エンボス加工の有無
有り。
フェイスとバックで違うエンボス加工が施されています。昔のカードですね。
裏面:通常の凹凸

表面:縦方向の凹凸

フェイスはペタペタして光沢があります。手に吸い付くような表面で非常に扱いやすくなっています。

このデックにはLinenとHighの2種類の表面加工があります。
古いAristocratのHighは確認していますが、新しい方ではまだ触っていません。

違いとしては、リネンはエンボスの凹凸あり、ハイはツルツルです。
赤い方がハイ、青い方がリネンです。

何層構造か
3層構造になっています。
値段との釣り合い
[#IMAGE|S7#]
まぁ、コレクター向けのデックなので仕方ないかも知れませんね。
総評
Bicのオールド・ファンバックの耐久性を上げた感じと言うか、Blue Ribbonとジェリーを足して割ったようなカードですね。
非常に扱いやすく、マジックにもフラリッシュにももってこいの質だと思います。
ディール系もリフト系もカウント系もパス系も、どの技法も行いやすいですね。この、どのジャンルの技法も行いやすい、というカードは意外と少なくて、例えば現代の滑りの良いトランプなんかはリフト系やカウント系でカードがずれやすいのでちょっとだけやり難かったりします。かといってカード同士ががっちりくっ付いていてはディール系が行い難いのです。
その点、この時代のU.S.P.C社製は程よい密着感と滑り具合が両立されているので非常に行いやすいのです。
品質だけならあすぱら一押しになるのですが、残念ながらそれは成らず。やはり価格が高すぎる、という点で大きなマイナスです。このカードを買うのならジェリー買っちゃって良いと思います。
ただ、僕としては非常に経験値の溜まったデックである事は間違いありません。
使用感を書くにあたって、「このカードは絶対に載せたい」というカードが幾つかありました。
その中で、実はこのAristocratは、言ってみればBOSS的な存在でした。
僕はコレクターではありませんので、古いカード珍しいカードにそこまでお金を掛けたくはないのです。それだったらANGLOとかBeeとか、最近で言うとアードネス系のカードを沢山買っておきたいと思っているのですから。
なのでお手頃な価格で手に入れるまで結構長い時間を掛けましたね。
ちなみにこのカードがBOSSだとすると、「四天王」はTAHOE、ANGLO、505、ALADDIN SMOOTHでしょうか。
「意外な刺客」はNo.67、①あたり、「最初は敵だったけど後で仲間になる」のはWizデックあたりですね。

カード別使用感 目次
コメント
No title
ERDNASE 1902 NO.2が出ましたね。あるサイトでは750円で売ってました。このERDNASEシリーズはどこで企画されてるんでしょうか?erdnaseの商品発表しているサイトを知っていますか?
2011-04-24 12:06 buzz URL 編集
No title
2011-04-24 13:06 E URL 編集
管理人のみ閲覧できます
2011-04-24 18:10 編集
No title
手元にあるものは箱のデザインから察するに古いタイプのものと思われますが、材質は普通のもので、LinenでなくHigh Finishと書かれています。エンボスは無くツルツルしています。
2011-04-24 19:15 Mist URL 編集
No title
buzzさん
アードネス系のカードはConjuringArtsが企画販売しています。
Eさん
ありがとうございます。
Mistさん
ハイフィニッシュの事を忘れていました。写真と説明を追加しておきました。
2011-04-24 22:37 k_motonari URL 編集
No title
2011-04-25 22:56 ロック URL 編集
No title
まで、必ず連絡のつくメールアドレスからご連絡ください。
2011-04-26 22:04 k_motonari URL 編集
No title
ぼくもマジックをやっているけど k_motonari さんの方が
1000倍うまいです。
そこで質問したいのですが。
こんなたくさんのトランプをどこでお買いになったのかおしえてください。
よろしくお願いします。
2011-05-30 20:48 サンダーバード URL 編集
No title
「ここでしか買っていません」というお店はありません。国内ならフレンチさんや、ペンタクルさん、左のメニューにあるショップさんで買ったりしてますね。あとはハンズです。
新しいカードは国内のオークションや国外のショップ(T11や海外ショップさん)です。
古いカードや珍しいカードは国外オークションが多いですね。
2011-05-31 23:17 k_motonari URL 編集
No title
価格が安いのでまとめ買いしようかと考えているのですが
2011-07-16 18:25 y-koutoku URL 編集
No title
DealingDeucesのデックはTAHOEで残念だったので、食指が動きません。
まとめ買いは、最初に2~3個試してからのほうが良いですよ。
2011-07-17 00:05 k_motonari URL 編集
No title
他の人の動画レビューでは似ているとか言ってたので。
2011-11-12 20:19 buzz URL 編集
No title
この使用感のデックですか?それとも復刻版のほうですか?
使用感のデックは作られた年代が違うので全く違う品質です。
復刻版は、やはりここ最近のデックと同じく柔らかくて湿気に弱く、初期のSWEデックではなく、その次の、滑りが悪くなるSWEデックと同じレベルの品質だと思いました。
この辺りのデックは大体同じ品質なので、似てると言えば全部似てます。
2011-11-13 01:01 k_motonari URL 編集
No title
フラリッシュで意外とSWE deckが使いやすいと評判なので聞いてみました。
2011-11-13 09:39 buzz URL 編集
No title
2011-11-14 23:31 k_motonari URL 編集