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ちょっとだけ物足りなかったかな

本の話し
11 /25 2010
バーバー#2への応募期間は今日の24時までです。

久しぶりにマジックの本の話しでも。

荒木一郎さんの「ビル・マジック」です。

ビル・マジック―お札を使ったマジック

荒木 一郎 / 東京堂出版


結構前に買ってたんですけど、いろいろ忙しくて忘れていました。

コインを使ったマジックの本は、まぁ、多いとは言えませんが、それなりにありますけど、お札を使ったマジックを解説している専門書はこれまでありませんでした。
僕もお札を使ったマジックというと、「切っても切れない」的なマジックか、お札からコインが出てくるくらいしかやりませんし、知りません。

肝心の内容ですが、最初にフレッド・カプスのお札を何度も数える名手順が解説されていて「お、やったー」ですね。
他には「トリプル・チェンジ」が面白いと思いました。
あとはあまりトリッキーで目新しい現象はありませんでした。付録のDVDでもハッとさせられるトリックはなかったように思えます。
カードを使った手順もいくつか出てくるのですが、それはお札のマジックというよりも、カードマジックという印象が強くなるんじゃないかな。マジックマニアが買うだろうけれど、マジックマニアにしたらちょっぴり物足りないかな?という内容でした。

読んでいて「懐かしー」と思い出したのですが、ネルソン・ダウンズの「The Torn Bank」という作品に絡めて紹介されていた「破いたお札の復活」。
この破り方は、昔よく練習しました。で、どうにも上手く破ったように見えないなぁと思っていた時、TVドラマでドン・ジョンソンが見事にやっていて「・・・すごい!」と感心したのです。
「刑事ナッシュ・ブリッジス」という海外ドラマです。確か、バスの屋根に上ったおじさんを説得する時に、ポケットからお札を取り出してこのトリックを見せていました。
確かこの時の台詞にはデビッド・カッパーフィールドの名前も出ていましたね。

コメント

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No title

この本、気にはなっていたのですが急いで買うほどのものなのか疑問だったので後回しにしていました。カップスの手順が解説されていると聞いて、すぐにでも読みたくなりました。

No title

コメントありがとうございます。
カプスのお札のトリックに若干アレンジが加えられていますが、面白いですよ。
あとは、当たり障りのない感じでしたね。お札をグシャっと丸めたりするのは、日本人の感覚からすると抵抗があるように思えますし(僕がそうなのですが)、一番安いお札が1000円ですから、気軽に使い難いと思いました。

あすぱら

トマト・お酒・カードマジック好き。
最近はレザーアイテムをチマチマ作っております。