fc2ブログ

憧れないけど面白い

本の話し
04 /15 2010
久しぶりに漫画の話でも。

荒川アンダーザブリッジ (1) (ヤングガンガンコミックス)

中村 光 / スクウェア・エニックス



世界トップ企業社長の御曹司、一ノ宮行は幼い頃から「他人に借りを作るべからず」と教えられ育てられてきた。
ところがある時、荒川で溺れかけた際に河川敷に住む「ニノ」に命を救われてしまう。
「命の恩人」という重すぎる借りを作ってしまった行はその借りを返したいと言うが、ニノが要求したのは「私に恋をさせてくれないか?」というものだった。こうして行はニノの恋人となり、一緒に橋の下で生活することになる。

というストーリー。
ここだけ書くと、ちょっと変わったラブストーリー?などと思えるが、そんなことはありません。不条理ギャグとでもいいましょうか。
出てくる登場人物は皆さん強烈なキャラクターばかり。
ちょっとご紹介すると、「河童」の村長、顔に傷があり銃を振り回す「シスター」(男)、絶対に白線から出ないように歩く元大手企業の営業マンなどなど。
ニノにしても自らを「金星人」と名乗るアレな人。

アニメが始まったので改めて読み直しましたが、これがやっぱり面白い!
河川敷の面々も、人生勝ち組の主人公も、その主人公の部下も、それぞれキャラクターが立っています。
軽くあっさりと読めます。おすすめ。「迷える貴様にイエス様の言葉を一つくれてやろう・・・」
「えっ」
「『右の頬を殴られたら 左の頬を差し出しなさい・・・
歯を食いしばっていれば 大丈V』・・・
と・・・」
「俺が殴られること前提ですか!!」

コメント

非公開コメント

あすぱら

トマト・お酒・カードマジック好き。
最近はレザーアイテムをチマチマ作っております。