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3 Card Monteの思い出

マジックの話し
12 /08 2009
「この小さなゲームほど、要した練習量に見合う十分な見返りが得られ、多くの人を不思議がらせ、楽しませ、評判をあげてくれるものはありません」(プロがあかすカードマジック・テクニック 著:S.W. アードネス 翻訳:浜野明千宏)

3 Card Monteは昔からあるコン・ゲームですが、マジックとして演じてもしっかり不思議で楽しいというのは人気が出る大きな要因でしょう。
フェイクカードを用いると信じられないくらいビジュアルになりますが、ノーマルカードを使い演じるのは難しい分やりがいのある手品ですね。

このトリックを演じる時に気になるのが、何回くらい演じればいいのかな、という点です。繰り返して演じてはいけないというマジックの原則から外れた優秀なトリックですが、最適の回数というのは人によって違う気がします。
僕は3回が多いですね。多すぎず少なすぎず。


スリーカードモンテには厚焼き卵の思い出があります。
小学生の頃、近所の夜店でスリーカードモンテに賭けたのです。
確か100円か200円でした。
マジックでのMonteとは違い、目で追えるギリギリの速い速度でカードを入れ替えていました。おじさんの入れ替えるカードを頑張って目で追いましたが、結局負けました。
残念賞は厚焼き卵でした。勝ったら何が貰えたのかは覚えていないのですが、やっぱりあれは絶対に当たらないようになっていたのでしょうかね。

スリーカードモンテを手品として覚えたのも小学生の頃、トランプマンさんの本に載ってたものでした。これは本がもう手元に無いので確認できませんでしたので、「懐かしの3 Card Monte」としておきました。
小学生の頃のレパートリーです。よくやりました。懐かしい。
[追記]
MFlourishさんから「トランプマンのカードマジック46!!」(成美堂出版)に載っている「カジノカード」というトリックであると教えていただきました。
情報のご提供有難うございます。

Monteの詳しい解説としては「プロがあかすカードマジック・テクニック」がありますが、あの文章はどうにもこうにも、初心者向けではありません。初めて読んだときは頭の中で想像するのが難しかったのを覚えています。
あと松田道弘さんの遊びの冒険シリーズにも詳しい解説が載っていたかと思います。これにはコン・ゲームとしてサクラの存在も詳しく書いていた面白い解説です。
やはりDan Vernonの手順を簡潔に解説したカードマジック事典が一番良いように思えますね。
そのDai Vernonが実際に演じている姿がYoutubeで観ることができます。

音量が大きいので注意してください!


同じような手順でMichael Skinner氏の演じている姿も観ることができます。


DAVID STONE のTHE REAL SECRETS OF MAGICのDVDを観ていたら3 Card Monteが出てきましたので、色々と思い出したのでした。

コメント

非公開コメント

No title

トスの陰が丸見えで手品として成り立っていません。
もっと練習されてから動画にすればよくなるでしょう。
駄文失礼。

No title

手厳しいご指摘ありがとうございます。
もう少し動画として見せられるよう練習してみます。

No title

このモンテ、飲んだらよくやります。あまり上手ではないのですが、あたってもはずれても、結構楽しく盛り上がります。

No title

コメントありがとうございます。
モンテ系はマジックとしても面白いですが、ギャンブル的な要素が入るので独特の雰囲気がありますね。
お酒の席なんかでは確かにとっても受けそうです。

あすぱら

トマト・お酒・カードマジック好き。
最近はレザーアイテムをチマチマ作っております。