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扱うものの歴史を知ること

マジックの話し
03 /19 2007
プレイングカードの枚数やワンスート13枚の表しているものについては以前書きました。
自分の使っている道具を理解することは大切だと僕は考えています。
というわけで今日はカードの歴史について少々。

プレイングカードの起源については、あまりハッキリとした記録はないそうです。
インドの占いに使われるタロットカードの小アルカナタロットというカードが原型みたいです。
それがヨーロッパに渡り現在のトランプの元となったのです。

《最古の記述》
14世紀ドイツのとある神父さんの書いたノートに一組52枚のトランプについて記述があり、現在のところそれが最古の記録とされています。
この時代のトランプは手描きだったのでとっても高価でした。貴族らが遊ぶようなものだったのですが、印刷技術が普及して一般の人々にも広まったとか。
この時代あたりでカードの使用は禁止されたそうです。ギャンブルに使われたからですね。

その後、各国の目は海の向こうに向き始めました。16世紀大航海時代の始まりです。
船乗り達の手で世界中に広まるうちに剣、聖盃、貨幣、棍棒がスート(マークのことです)として スペード、ハート、ダイヤ、クラブと表記されるようになります。カードの絵柄やデザインは様々な種類がありますがこのマークだけは現在に至るまで世界共通です。

19世紀になるとそれまでのカードにジョーカーが加わって現在の形になったのです。
現在に至るまでに数え切れないくらいの(多分本当に数え切れないと思います)カードゲームがあり。一人で遊ぶものから複数人で遊ぶもの。52枚ではなくてカードの枚数を減らして遊ぶゲームもあります。

カードマジックにおいては
ロベール・ウーダンやホフジンサー、アードネス、エド・マルロー、フランク・ガルシア、チャーリー・ミラー、ハリー・ロレイン、アスカニオ、アレックス・エルムズレイ、ジョン・ハーマン、セオドア・アンネマン、カウフマン、タマリッツ、フィル・ゴールドスタイン、ラリー・ジェニングス、そしてダイ・ヴァーノンや高木重朗など数えられないほどの人々がカードマジックの世界に貢献してこられました。大切にしていかなくてはなりません。
解説書や雑誌、ビデオ、DVDの数も他のマジックとは一線を引いています。マジックの現象の中でカードで表現できないことは無いくらいです。
きっと明日もまたカードマジックの本がどこかで出版されるのでしょう。


Granado。
グレイスさんの銃を強化しようとしたら失敗して壊れてしまいました。
グレイスさん手ぶらです。

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あすぱら

トマト・お酒・カードマジック好き。
最近はレザーアイテムをチマチマ作っております。