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簡単だけど凄そうに見える

カードマジックの書籍から
07 /01 2009
とうとう6月は使用感を載せないで終わってしまいました。あんまり沢山載せちゃうと鈍足製作中のウェブサイト完成が遅れるから7月はちょっとだけ載せよう。

「デジブック」なるサービスが開始されました。
いつかあすぱらの写真をまとめて作ってみよう。


書籍に載っているカードトリックで「!」や「?」としたものをメモしていく例のアレです。

「WHIZ BANG POKER & ANY HAND CALLED FOR」 by Nelson Downs & Zen
前回、ヴァーノンのポーカーディールの解説でカードマジック事典のモノは分かり難いやら何やら書きました。今回もまたポーカーディールなのですが、他とはちょっとだけ違うデモンストレーション。

僕の大好きな「簡単だけど凄そうに見える」デモンストレーションです。
解説はKarl Fulves氏の「MORE SELF WORKING CARD TRICKS」から。

「もっとも難しいポーカーディールのひとつは、相手に任意のハンド数を言ってもらいその人数分を配りながら自分に良い手を持ってくるデモンストレーションである」
みたいな始まりで解説されている「WHIZ BANG POKER」、つまりデモンストレーションを行う前に相手に架空の人数を言ってもらい、例えば5人と言われたら5人分のポーカーハンドを配りながら、自分に強いカードを持ってくる、というデモンストレーション。

マジシャンが自分で勝手に5人分くらいのハンドを配るのではなくその場で配る人数が決まるため準備が難しいのですね。
一番単純に考えるとパスを駆使してなんとか出来そうですが難易度が高くなるでしょう。僕にはトップにある4枚のAをリフルシャフルしながら好きな枚数目に持ってこれるような技術はありません。

WHIZ BANG POKER
ネルソン・ダウンズによる技法のいらないポーカーディール。
相手に任意の数を言ってもらい、その人数分のポーカーハンドを配ります。マジシャンの手元にはその中で一番強いハンドが揃います。

超簡単に出来ます。超です。
ただ、7人以上の人数を言われると厄介なのでサイコロを転がして(6までしか出ませんからね!)人数を決めると良いのかな、と思いました。

ANY HAND CALLED FOR
Michael Zenによる技法のいらないポーカーディール。
こちらは「任意のハンド名」を言ってもらい、直ぐにその役を相手に配ってみせるというもの。
「ワンペア!」でも「フルハウス!」でも、何でも構いません。言ってもらった後に相手へ5枚のカードを配ると希望通りの役が揃っています。
サム・ザ・ベルホップを演じている時のビル・マローン並みにシャフルしながらこれを演じれば超絶テクニックを持っているように見せられるかもしれません。

これも超簡単に出来ます。超です。

ただ、これらはかなり軽いデモンストレーションになります。ヴァーノンのポーカーディールのように「見ごたえある現象」には成り得ません。
一発芸的なポジション。不意を突いて見せると「あれ?今の凄くない?」なんて思われるようなモノかもしれません。超簡単ですけど。

コメント

非公開コメント

No title

>トップにある4枚のAをリフルシャフルしながら好きな枚数目に
>持ってこれるような技術。

上記の、記述内容でフラッシュバックしましたよ。
私が、小or中学生の頃だったかな~。
地方のチャンネル(京都テレビ?)で、マジック・マジックとう番組が
やっていました。Tony Giorgioっていう司会役のおっさんが、
その番組でポーカーディールのデモンストレーションをやっていたのを
思い出しました。懐かしいな~~。
今では私がおっさんになってしまいましたが・・・・・・。

その番組では、髪の毛がフッサッフッサ(もしかしてズラ?)の時の
マイケル・アマー氏や、ブルース・サーボン氏も出ていましたよ。

さすがに、motonariさんは、この番組ご存知ないですよね?
youtubeで動画の一部を見つけることができました。コレです。↓
www.youtube.com/watch?v=MTXS9Sd3tgg

No title

コメント有難うございます。
その番組のことは知りませんでした。同じ吹き替えの動画を何度か観たこともありましたが、そういった番組名だったのですね。

あすぱら

トマト・お酒・カードマジック好き。
最近はレザーアイテムをチマチマ作っております。