スベスベを目指して
マジックの話し
2日に一度のペースで書き続けたいと思っているのですけども。
1年目と2年目と3年目のモチベーション推移を週単位、月単位、年単位で計ったらピタリと一致すると思います。下がる時期と上がる時期って何が原因か分かりませんが、やっぱりあると思いました。
さて。
紙製のトランプには寿命があります。
手のコンディションや使い方によって長くも短くもなります。
長く使い込んだカードは使う人の癖にならって反ってしまい、黒く汚れ、ベタベタしてカード同士がくっ付き、綺麗に広げられなくなります。
同じカードを真っ黒になっても愛用している人の話を聞いたことがありますが、古いカードをいつまでも使っていると新しいカードを空けた時に扱い難く感じてしまう事もあるでしょう。
それに黒い汚れが目立つカードを取り出して「一枚取ってくれ」というのは少し失礼に感じる人もいるかもしれませんね。
汚れてしまったものは新しいカードに取り替えるのが良いでしょう。
でも、例えば「そんなに汚れていないのに滑りが悪くなってしまうカード」や、「容易に買い替えの出来ないカード」、あるいは「中古で手に入れた綺麗なカードの滑りを戻したい」といった場合はどうしましょう。
そのようなカードは僕も幾つか思いつきます。ArrcoのTahoe、Russell Playing Card Co.時代のAristocrat、Old STUD①などなど。
そんなカードの場合にはファンニング・パウダーを使ってみましょう。
1年目と2年目と3年目のモチベーション推移を週単位、月単位、年単位で計ったらピタリと一致すると思います。下がる時期と上がる時期って何が原因か分かりませんが、やっぱりあると思いました。
さて。
紙製のトランプには寿命があります。
手のコンディションや使い方によって長くも短くもなります。
長く使い込んだカードは使う人の癖にならって反ってしまい、黒く汚れ、ベタベタしてカード同士がくっ付き、綺麗に広げられなくなります。
同じカードを真っ黒になっても愛用している人の話を聞いたことがありますが、古いカードをいつまでも使っていると新しいカードを空けた時に扱い難く感じてしまう事もあるでしょう。
それに黒い汚れが目立つカードを取り出して「一枚取ってくれ」というのは少し失礼に感じる人もいるかもしれませんね。
汚れてしまったものは新しいカードに取り替えるのが良いでしょう。
でも、例えば「そんなに汚れていないのに滑りが悪くなってしまうカード」や、「容易に買い替えの出来ないカード」、あるいは「中古で手に入れた綺麗なカードの滑りを戻したい」といった場合はどうしましょう。
そのようなカードは僕も幾つか思いつきます。ArrcoのTahoe、Russell Playing Card Co.時代のAristocrat、Old STUD①などなど。

そんなカードの場合にはファンニング・パウダーを使ってみましょう。
パウダーはファンカード、ミリオンカードなどのステージ用カードに使用するという説明が多いですが、勿論クロースアップマジック用のトランプでもちゃんと使えます。
Aristocratの綺麗な中古を手に入れたとき、そのカードは滑りが非常に悪くて使い物になりませんでした。「せっかく綺麗な状態なのに勿体無いなぁ」と残念に思いましたがパウダーを使用することで無事復活したのです。
ステージ用のカードにロウを塗るのは、マジックサークルなどに入っていると人づてに教わることかもしれません。
ステージ用のカードにはよくロウを塗りますが、ロウを塗るとゴミがくっ付き易く汚れが目立ってしまいます。滑り方や触り心地もクロースアップには向きませんので、クロースアップ用であればパウダーを使った方が良いでしょう。
クロースアップ用カードへのパウダー使用の紹介はあまり見ませんので、どれくらい滑らかになるのか、どのように使うのか紹介しようと思います。
よく売られているのはマッチ箱くらいの大きさの袋にパウダーが詰まっているものと、パウダーがそのままボトルに詰まっているものですね。
ベビーパウダーのようなさらさらしたものです。皮膚の弱い僕が素手で触っていても大丈夫ですから、そんなに強い成分ではないでしょう。
人によって「塗り方」は違うかもしれませんが、僕が古いカードを復活させたい時の塗り方をご紹介します。何も特別なことはしませんけども。
カードに一枚ずつパウダー袋をこすり付けるよりも、ボトル入りパウダーを使って大雑把に塗るとラクチンです。
まずテーブルに新聞紙を広げて粉がこぼれないようにします。
その上にカードを裏向きに並べて、カードの上にポツポツとパウダーをこぼしていきます。
沢山パウダーをつける必要はありません。
パウダーを付け終えたら指で全体に延ばします。
指で直接触るのが嫌なら乾いた布か、あるいはティッシュを使っても良いでしょう。
くれぐれもクシャミをしてはいけません。
トレーにパウダーを敷き、その上にカードを載せて(天ぷらの衣をつけるように)パウダーを付ける方法もありますが、パウダーが煙のように舞い上がるのが嫌で僕は上記の方法で付けています。
全てのカードの裏にパウダーを延ばしたら、次は表面にも同じように延ばします。
パウダーを付け終えたカードは粉っぽく、とてもスベスベになっています。
滑りは良くなりますがカードはまだ白っぽいままです
この状態ではとても使えませんので、きちんと馴染ませ、そして余分なパウダーを落とさなければなりません。
ファローシャフルを何回か行い大雑把に塗られているパウダーを馴染ませます。それと同時にカードをリフルしたりカスケードしながら余分なパウダーを落としていきます。これは外でやりましょう。
最初はパウダーが煙のように出てきますが、ファローシャフルを合間に入れながら余分なパウダーを落としていくと煙は出てこなくなります。そうしたら終わりです。
カードに馴染むと綺麗にファンできるようになります。
ここまでやると白っぽかったカードが元の色に戻ってきますが、触ってみると指先にパウダーが付きます。
部屋に戻ってカードを乾いた布やティッシュで一枚ずつ軽く拭いていきます。
「外に出ないで最初から拭けよ」という当然の突っ込みもあるかと思いますが、パウダーを馴染ませていると少なからず粉が飛び散ります。そこで外に出て馴染ませるのですが、そうしているうちに大体の余分パウダーが落とせます。
すると部屋の中ではカードを扱ってもパウダーが舞い散らないようになる、という都合の良い結果となるのです。
拭かないでも使えますが、マットの上でシャフルしたりスプレッドした時に白いパウダーが付いてしまいます。
一枚ずつ軽く拭けば手で触ってもパウダーは付かず、なめらかな滑りを保った表面になります。これで新品の頃の滑り具合が甦りました。
動画で滑り具合がどのように変化するのかご覧下さい。
使用しているのは昔のAristocratというカードです。側面やカードの汚れはあまり無いのですが、カード同士がくっ付いてしまい全く、ホントに全く滑りません。
これは極端な例ですが古いカードというのはこんな感じになってしまいます。
新品が簡単に買えるモノでもありませんのでパウダーの力を借りてみました。
なめらかに復活です。
パウダーを塗ると表面が極端に変わるかというと、そうでもありません。
青い方にパウダーを塗りましたが変わりませんね。
赤の方が少し茶色いのは元々の色合いですのでパウダーは関係有りません。
容易に手に入るカードなら買い換えるのがベストだと思います。
でも買い替えが容易ではない、ちょっと珍しいカードや、特別な理由で買い換えたくない場合には是非パウダーでカードの滑りを復活させて使いましょう。
Aristocratの綺麗な中古を手に入れたとき、そのカードは滑りが非常に悪くて使い物になりませんでした。「せっかく綺麗な状態なのに勿体無いなぁ」と残念に思いましたがパウダーを使用することで無事復活したのです。
ステージ用のカードにロウを塗るのは、マジックサークルなどに入っていると人づてに教わることかもしれません。
ステージ用のカードにはよくロウを塗りますが、ロウを塗るとゴミがくっ付き易く汚れが目立ってしまいます。滑り方や触り心地もクロースアップには向きませんので、クロースアップ用であればパウダーを使った方が良いでしょう。
クロースアップ用カードへのパウダー使用の紹介はあまり見ませんので、どれくらい滑らかになるのか、どのように使うのか紹介しようと思います。

ベビーパウダーのようなさらさらしたものです。皮膚の弱い僕が素手で触っていても大丈夫ですから、そんなに強い成分ではないでしょう。
人によって「塗り方」は違うかもしれませんが、僕が古いカードを復活させたい時の塗り方をご紹介します。何も特別なことはしませんけども。
カードに一枚ずつパウダー袋をこすり付けるよりも、ボトル入りパウダーを使って大雑把に塗るとラクチンです。
まずテーブルに新聞紙を広げて粉がこぼれないようにします。
その上にカードを裏向きに並べて、カードの上にポツポツとパウダーをこぼしていきます。

パウダーを付け終えたら指で全体に延ばします。
指で直接触るのが嫌なら乾いた布か、あるいはティッシュを使っても良いでしょう。
くれぐれもクシャミをしてはいけません。
トレーにパウダーを敷き、その上にカードを載せて(天ぷらの衣をつけるように)パウダーを付ける方法もありますが、パウダーが煙のように舞い上がるのが嫌で僕は上記の方法で付けています。
全てのカードの裏にパウダーを延ばしたら、次は表面にも同じように延ばします。
パウダーを付け終えたカードは粉っぽく、とてもスベスベになっています。
滑りは良くなりますがカードはまだ白っぽいままです
この状態ではとても使えませんので、きちんと馴染ませ、そして余分なパウダーを落とさなければなりません。
ファローシャフルを何回か行い大雑把に塗られているパウダーを馴染ませます。それと同時にカードをリフルしたりカスケードしながら余分なパウダーを落としていきます。これは外でやりましょう。
最初はパウダーが煙のように出てきますが、ファローシャフルを合間に入れながら余分なパウダーを落としていくと煙は出てこなくなります。そうしたら終わりです。

ここまでやると白っぽかったカードが元の色に戻ってきますが、触ってみると指先にパウダーが付きます。
部屋に戻ってカードを乾いた布やティッシュで一枚ずつ軽く拭いていきます。
「外に出ないで最初から拭けよ」という当然の突っ込みもあるかと思いますが、パウダーを馴染ませていると少なからず粉が飛び散ります。そこで外に出て馴染ませるのですが、そうしているうちに大体の余分パウダーが落とせます。
すると部屋の中ではカードを扱ってもパウダーが舞い散らないようになる、という都合の良い結果となるのです。
拭かないでも使えますが、マットの上でシャフルしたりスプレッドした時に白いパウダーが付いてしまいます。

動画で滑り具合がどのように変化するのかご覧下さい。
使用しているのは昔のAristocratというカードです。側面やカードの汚れはあまり無いのですが、カード同士がくっ付いてしまい全く、ホントに全く滑りません。
これは極端な例ですが古いカードというのはこんな感じになってしまいます。
新品が簡単に買えるモノでもありませんのでパウダーの力を借りてみました。
なめらかに復活です。
パウダーを塗ると表面が極端に変わるかというと、そうでもありません。

赤の方が少し茶色いのは元々の色合いですのでパウダーは関係有りません。
容易に手に入るカードなら買い換えるのがベストだと思います。
でも買い替えが容易ではない、ちょっと珍しいカードや、特別な理由で買い換えたくない場合には是非パウダーでカードの滑りを復活させて使いましょう。
コメント
No title
箱にファニングパウダーを入れる⇒デックを静かに入れる
⇒蓋をして振る という方法を紹介していました。
意外と効率的ですし、余分なパウダーを落とす手間が少ないです。
2009-05-27 08:29 Tom_K URL 編集
No title
その方法だと簡単に出来そうですね。
でもU.S.P.C社製のカードだと古くなったものは大抵分厚くなってケースにギチギチで収まっているため、中でもあまりパウダーが広がってくれないかもしれないと思いました。
半分に分けて2回で行えば良いかもしれませんね。
2009-05-27 20:53 k_motonari URL 編集