カード別使用感 Golden Nugget Deck(Las Vegas)
カード別使用感
ドガログというエキサイトの動画サービスが来年3月で終了するようです。僕は1つしかアップしていませんでしたが、沢山アップして利用していた人はメンドクサイだろうなぁ。
今日のカードはゴールデンナゲット・デックです。
Golden Nuggetというカジノで使用されていたこのカードには沢山の種類があるそうで、今回はGolden Nugget DeckのAtlantic Cityバージョンとは少し違う質のバージョンです。
このカードはネヴァダ州のラスヴェガスにあるGolden Nuggetカジノで使用されていたカード、一方、既に載せてあったAtlantic Cityバージョンはニュージャージー州のアトランティックシティ(ここにも沢山カジノがあるそうです)に建てられていたGolden Nuggetカジノで使用されていたカードなのです。
使われていた場所が違うだけなのですが、カードの裏模様も質も違っていますので、使用感も別けて載せることにしました。決して100個までの足しになるとか考えるわけではないのですというのは嘘ですが。
興味のある方は↓からどうぞ。
今日のカードはゴールデンナゲット・デックです。
Golden Nuggetというカジノで使用されていたこのカードには沢山の種類があるそうで、今回はGolden Nugget DeckのAtlantic Cityバージョンとは少し違う質のバージョンです。
このカードはネヴァダ州のラスヴェガスにあるGolden Nuggetカジノで使用されていたカード、一方、既に載せてあったAtlantic Cityバージョンはニュージャージー州のアトランティックシティ(ここにも沢山カジノがあるそうです)に建てられていたGolden Nuggetカジノで使用されていたカードなのです。
使われていた場所が違うだけなのですが、カードの裏模様も質も違っていますので、使用感も別けて載せることにしました。決して100個までの足しになるとか考えるわけではないのですというのは嘘ですが。

興味のある方は↓からどうぞ。
「Golden Nugget Deck(Las Vegas)」
このカジノ自体についてはAtlantic Cityバージョンをご覧ください。
数あるGolden Nugget Deckの中でも比較的よく目にするデザインのバージョンです。
このラスヴェガスバージョンは「赤、黒、青、緑、茶、オレンジ、紫」の7色あるそうです。今回はこの中の黒の新品を空けて触ってみました。
既にU.S.P.C社では生産終しており、カジノの看板デザインが変わってしまったため、このデザインで作られることはもうなくなりました。
オークションなどでは大体50~400ドル程度で取引されることが多いです。価格に幅があるのはカラーによって付く価格が違うからです。
どうもオレンジや紫色には高価格が付くようで、この黒や違うバージョンのケバケバした赤などは大体1万円前後で購入できます。
バリエーションの豊富なカードなのでコレクションする楽しみもあるかもしれませんね。
[上下]
[側面]
ジョーカーはカジノの看板が大きく描かれたデザインのデュプリケイトで2枚、スペードのAにはマークの中に看板が描かれたシンプルなデザインです。
裏模様はAtlanticバージョンと違い、上下対称のデザインになっています。
Atlanticバージョンは真ん中の文字で上下がわかります。
カジノ専用のU.S.P.C社製カードにはBICYCLEなどに入っている宣伝カードは付いていませんが、こんなカードが1枚入っていました。これもまぁ、宣伝カードのようなものですね。
「Bee CLUB SPECIAL」というブランドで印刷されたカードであることがわかります。このカードの裏はBeeのダイヤモンドバックです。
Bee CLUB SPECIALは現在も印刷されており購入できますが、現在のこのブランドが普通のBeeとどう違うのかまだ僕はわかりません。いずれ近いうちに見てみましょう。
ちなみに、新しい看板でデザインされたGoldenNuggetデックはこれなのですが、
これも「Bee CLUB SPECIAL」で印刷されています。
通常のダイヤモンドバックの上下にカジノのロゴがデザインされたカードですが、裏と表でエンボスの加工が異なりかなり弾力の強いカードで、ジェリーやGoldenよりも「滑り」に重点が置かれるなど、少し品質が違います。
昔のカードと現在のカードの中間にあるような質ですね。
今日のGoldenは硬い弾力と表面のくっ付き感など、ジェリーと似た質をもっているのです。
開封直後のすべり具合
「★★★★★☆☆」(7)
空けた直後はカード同士がくっ付くような感じがしてあまり滑りません。
若干ジェリーのように「空けた直後は綺麗に広がらない」特質があります。すこしシャフルして慣らせばリボンスプレッドする分には支障なく、滑りすぎることもなく良い具合です。
このカードもジェリーほどではありませんが、扱うほどに若干滑りが増します。
裏模様の見た目
個人的に「★★★★★☆」(6)
マジック用として「★★★★」(4)
触る前は「派手過ぎるでしょ」と思っていたのですが、手に持って近くで見ると意外にも綺麗で洒落たデザインでした。
カラーは黒でかなり落ち着いた印象を受けますが、赤やオレンジなど明るい色であればとっても映えると思います。
派手なのでカラーチェンジデックの現象に使うと映えるかもしれません。
個人的には好きですが、裏模様にはモロに「GoldenNugget」と書いてありますのでどうしても「カジノのお土産トランプ」っぽくなります。
このデザインを見て喜ぶのはマニアだけです。
スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★」(4)
ジェリーは使ううちによく滑るようになってきますが、このバージョンのGoldenも同じように最初よりも使ううちに滑りが増します。
ジェリーと同様、表面のツルツル具合が最初はカード同士をくっ付けて滑りませんが、カードが慣れてくるとサッとスプレッドしてもカードが滑ったりせず扱いやすくなります。
ただ、慣れてきてもBeeやBICYCLEのような「なめらかさ」は感じられず、綺麗に広がるけどやっぱりどこかカサカサ感が残るような気がします。
リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆☆☆」(8)
かなり弾力の強いカードです。硬いカードが苦手の人は非常にリフルシャフルし難いカードでしょう。ただ僕にはピッタリです。Golden ナイス。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★☆☆」(7)
サクッとかみ合いますがカードが反っているのでパーフェクトファローは難しいです。
カードの硬さ
「★★★★★☆☆」(7)
薄いのに弾力がかなり強いです。ジェリーよりもほんの少し柔らかいと思います。
BICYCLEがフニャフニャに思えるくらい強いバネがあります。
エンボス加工の有無
有り
Atlanticバージョンと違い、裏と表で違うエンボス加工が施されています。
裏は整然とした凹凸、表は縦方向の薄い凹凸で、表面の方がペタペタと手にくっ付くような表質をしているため、カード同士の密着感も強くフラリッシュに使いやすいでしょう。
ジェリーとこのGoldenのフェイスを比べてみると、ジェリーの方が深い凹凸で、よりくっ付く感が強く、Goldenはとても浅い凹凸で密着感もジェリーほどはありません。
奥がジェリー、手前がGoldenです。
また、Atlanticバージョンと比べるとご覧の通り。Atlanticバージョンには裏も表もエンボス加工が施されていません。
奥がAtlantic、手前がVagasです。
裏面
表面(浅いエンボスが見やすいよう光を当てています)
どちらが使いやすいかは好みによるでしょう。どちらもとっても良い質です。
何層構造か
多分3層構造になっています。
値段との釣り合い
[#IMAGE|S7#][#IMAGE|S7#][#IMAGE|S7#]
言わずもがな。
総評
古いカード中ではジェリーと同じようにオークションによく出品されているカードです。
質やデザインは勿論ですが、バリエーションが豊富なのも人を惹きつける要因でしょう。
品質はAtlanticバージョンに比べると、どちらかというとジェリー寄りで、表面のくっ付く感もそこそこ、厚みもジェリーと同程度薄く、強い弾力があります。
フラリッシュに使いやすいでしょう。
このカードは中古デックを持っていますが、驚いたことに、すっごく汚い中古デックでも十分使える質を保っているのです。
勿論滑り具合は落ちていますし、人に見せるには躊躇うくらい側面が黒く汚れていますが、練習には十分に使えるのです。
昔の紙質で作られたカードがここまで弾力を保てるのは驚きですね。
ジェリーのような強烈な癖はありませんが、側面のグリップや耐久性、滑り具合、どれをとっても最高品質のカードです。
加えてこれだけ派手なデザインですからカードマジックに使用しても良いかと思いますが、これは「カジノのお土産」トランプの域かなぁ、と僕は思っています。
実際にマジックかフラリッシュに使うことを前提にカードを選ぶとするなら「フラリッシュならジェリー、マジックならBICYCLE」と、得意分野を持つカードで明確な使い分けが考えられるため、このカードはどこか中途半端な存在にも感じられます。
質は最高ですが、やはり、バリエーション豊富なコレクション向きカードなのでしょう。
カード別使用感 目次
このカジノ自体についてはAtlantic Cityバージョンをご覧ください。
数あるGolden Nugget Deckの中でも比較的よく目にするデザインのバージョンです。
このラスヴェガスバージョンは「赤、黒、青、緑、茶、オレンジ、紫」の7色あるそうです。今回はこの中の黒の新品を空けて触ってみました。
既にU.S.P.C社では生産終しており、カジノの看板デザインが変わってしまったため、このデザインで作られることはもうなくなりました。
オークションなどでは大体50~400ドル程度で取引されることが多いです。価格に幅があるのはカラーによって付く価格が違うからです。
どうもオレンジや紫色には高価格が付くようで、この黒や違うバージョンのケバケバした赤などは大体1万円前後で購入できます。
バリエーションの豊富なカードなのでコレクションする楽しみもあるかもしれませんね。
[上下]


ジョーカーはカジノの看板が大きく描かれたデザインのデュプリケイトで2枚、スペードのAにはマークの中に看板が描かれたシンプルなデザインです。


カジノ専用のU.S.P.C社製カードにはBICYCLEなどに入っている宣伝カードは付いていませんが、こんなカードが1枚入っていました。これもまぁ、宣伝カードのようなものですね。

Bee CLUB SPECIALは現在も印刷されており購入できますが、現在のこのブランドが普通のBeeとどう違うのかまだ僕はわかりません。いずれ近いうちに見てみましょう。
ちなみに、新しい看板でデザインされたGoldenNuggetデックはこれなのですが、

通常のダイヤモンドバックの上下にカジノのロゴがデザインされたカードですが、裏と表でエンボスの加工が異なりかなり弾力の強いカードで、ジェリーやGoldenよりも「滑り」に重点が置かれるなど、少し品質が違います。
昔のカードと現在のカードの中間にあるような質ですね。
今日のGoldenは硬い弾力と表面のくっ付き感など、ジェリーと似た質をもっているのです。
開封直後のすべり具合
「★★★★★☆☆」(7)
空けた直後はカード同士がくっ付くような感じがしてあまり滑りません。
若干ジェリーのように「空けた直後は綺麗に広がらない」特質があります。すこしシャフルして慣らせばリボンスプレッドする分には支障なく、滑りすぎることもなく良い具合です。
このカードもジェリーほどではありませんが、扱うほどに若干滑りが増します。
裏模様の見た目
個人的に「★★★★★☆」(6)
マジック用として「★★★★」(4)
触る前は「派手過ぎるでしょ」と思っていたのですが、手に持って近くで見ると意外にも綺麗で洒落たデザインでした。
カラーは黒でかなり落ち着いた印象を受けますが、赤やオレンジなど明るい色であればとっても映えると思います。
派手なのでカラーチェンジデックの現象に使うと映えるかもしれません。
個人的には好きですが、裏模様にはモロに「GoldenNugget」と書いてありますのでどうしても「カジノのお土産トランプ」っぽくなります。
このデザインを見て喜ぶのはマニアだけです。
スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★」(4)
ジェリーは使ううちによく滑るようになってきますが、このバージョンのGoldenも同じように最初よりも使ううちに滑りが増します。
ジェリーと同様、表面のツルツル具合が最初はカード同士をくっ付けて滑りませんが、カードが慣れてくるとサッとスプレッドしてもカードが滑ったりせず扱いやすくなります。
ただ、慣れてきてもBeeやBICYCLEのような「なめらかさ」は感じられず、綺麗に広がるけどやっぱりどこかカサカサ感が残るような気がします。
リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆☆☆」(8)
かなり弾力の強いカードです。硬いカードが苦手の人は非常にリフルシャフルし難いカードでしょう。ただ僕にはピッタリです。Golden ナイス。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★☆☆」(7)
サクッとかみ合いますがカードが反っているのでパーフェクトファローは難しいです。

カードの硬さ
「★★★★★☆☆」(7)
薄いのに弾力がかなり強いです。ジェリーよりもほんの少し柔らかいと思います。
BICYCLEがフニャフニャに思えるくらい強いバネがあります。
エンボス加工の有無
有り
Atlanticバージョンと違い、裏と表で違うエンボス加工が施されています。
裏は整然とした凹凸、表は縦方向の薄い凹凸で、表面の方がペタペタと手にくっ付くような表質をしているため、カード同士の密着感も強くフラリッシュに使いやすいでしょう。
ジェリーとこのGoldenのフェイスを比べてみると、ジェリーの方が深い凹凸で、よりくっ付く感が強く、Goldenはとても浅い凹凸で密着感もジェリーほどはありません。
奥がジェリー、手前がGoldenです。

奥がAtlantic、手前がVagasです。
裏面


どちらが使いやすいかは好みによるでしょう。どちらもとっても良い質です。
何層構造か
多分3層構造になっています。
値段との釣り合い
[#IMAGE|S7#][#IMAGE|S7#][#IMAGE|S7#]
言わずもがな。
総評
古いカード中ではジェリーと同じようにオークションによく出品されているカードです。
質やデザインは勿論ですが、バリエーションが豊富なのも人を惹きつける要因でしょう。
品質はAtlanticバージョンに比べると、どちらかというとジェリー寄りで、表面のくっ付く感もそこそこ、厚みもジェリーと同程度薄く、強い弾力があります。
フラリッシュに使いやすいでしょう。
このカードは中古デックを持っていますが、驚いたことに、すっごく汚い中古デックでも十分使える質を保っているのです。
勿論滑り具合は落ちていますし、人に見せるには躊躇うくらい側面が黒く汚れていますが、練習には十分に使えるのです。
昔の紙質で作られたカードがここまで弾力を保てるのは驚きですね。
ジェリーのような強烈な癖はありませんが、側面のグリップや耐久性、滑り具合、どれをとっても最高品質のカードです。
加えてこれだけ派手なデザインですからカードマジックに使用しても良いかと思いますが、これは「カジノのお土産」トランプの域かなぁ、と僕は思っています。
実際にマジックかフラリッシュに使うことを前提にカードを選ぶとするなら「フラリッシュならジェリー、マジックならBICYCLE」と、得意分野を持つカードで明確な使い分けが考えられるため、このカードはどこか中途半端な存在にも感じられます。
質は最高ですが、やはり、バリエーション豊富なコレクション向きカードなのでしょう。

カード別使用感 目次
コメント
No title
「赤、黒、青、緑、茶、オレンジ、紫」の7色全ての未開封が
やっと先日揃いました(^^;ゞ。
黒や赤は沢山持っているのでマジックでも使用いたしますが、
他の色(1つしかないもの)は、やはり完全コレクション用ですね。
この手のカードはしっかりしているのですが、
そりが有ると少々直すのが難しいですね。
1つ開封して気に入っている状態の黒があるのですが、
ナチュラルブレークさえ分からないほど平らな状態のが
ありましたが、なかなか良い感じです。
2008-12-25 00:33 mg25asa URL 編集
No title
新品未開封を全色揃えるとは凄いですね・・・・
赤や黒は、仰っているように頻繁に見ますが、オレンジや紫は殆ど見ませんよね。やはり相応の価格が付いたことでしょう。
昔のU.S.P.C社製のカードは新品でも殆どが反っていますね。しかも弾力が強いので簡単には直せないのも残念なところです。
ナチュラルブレークも分からないような状態は貴重だと思います。僕が今のところ触ってきたOld Deckには2つほどしか平らな状態はありませんでした。
でも最初から頑固な反りがあるのも、それはそれで、僕は結構好きなのですけどね。
2008-12-26 01:19 k_motonari URL 編集
No title
先日、ケバケバレッド1コとケバケバグリーンを2コ購入しました。
アルファベットからして、ケバケバグリーンは2コのうち
1コが2003年前後製、
もう1コが1999年前後製でした。
2003年前後のものはバイスクルに近い厚さで、エンボス(表が縦方向)以外に昔のカードらしい特徴はありませんでした。
そして、1999年前後のものは昔のカードらしい、薄くて硬い紙質でした。
あと、フェイスの赤インクの色も若干違いました。
2003年前後のものは最近のカジノデック同様、暗い赤ですが、
1999年前後のものは紅色っぽい色をしていました。
AtlanticCityの方で記述されていたケバケバゴールデンナゲットのバリエーションというのは、こういった違いなのではないでしょうか。
...と、今日ふと思いました。
2009-03-07 17:50 s_kenyo URL 編集
No title
Golden Nuggetカジノは80年代に看板が変更されましたので、それ以降にこの使用感のカードのようなデザインでは生産されていないはずです。恐らくs_kenyoさんの手にしているものは1979年と1983年のものだと思います。
コレクターの方が「バリエーション」と言う場合、裏模様が異なるものを指すと思いますので、質の変化や赤インクの濃度はU.S.P.C社の生産方法による違いで出てきたものだと思います。
昔のカジノデックは明るい赤インクを使っていたようですので、頂いたコメントから考えると、きっと1980年代あたりで現在使われている濃い赤インクに変更されたのでしょうね。
貴重の情報をありがとうございます。
2009-03-07 18:42 k_motonari URL 編集