カード別使用感[番外編] 正規の不良品?セカンド品
マジックじゃない話し
ある自動車会社がロシアと日本の部品メーカーに以下の注文を付けて仕事を発注した。
「不良品は1000個につき1つまででお願いします」
数日後、ロシアのメーカーからメールが届いた。
「不良品を1000個に1つというのは難し過ぎます。期日までに間に合いませんので納期の延長を御願いします」
数日後、日本のメーカーからもメールが届いた。
「納期に向けて作業は順調に進んでおります。しかし、不良品用の設計図が届いておりません。至急送付して下さい」
日本の生産技術の高さと律儀さを皮肉ったジョークですが、実際に大量生産する過程では「不良品」の存在をゼロにはできないそうです。
勿論、トランプを大量に作る過程でも「不良品」は出来てしまいます。
本日のカードはそんな「不良品」です。
不良品ですが、実際に販売されているもの、つまり「セカンド品」というわけです。
興味のある方は↓からどうぞ。
「不良品は1000個につき1つまででお願いします」
数日後、ロシアのメーカーからメールが届いた。
「不良品を1000個に1つというのは難し過ぎます。期日までに間に合いませんので納期の延長を御願いします」
数日後、日本のメーカーからもメールが届いた。
「納期に向けて作業は順調に進んでおります。しかし、不良品用の設計図が届いておりません。至急送付して下さい」
日本の生産技術の高さと律儀さを皮肉ったジョークですが、実際に大量生産する過程では「不良品」の存在をゼロにはできないそうです。
勿論、トランプを大量に作る過程でも「不良品」は出来てしまいます。
本日のカードはそんな「不良品」です。
不良品ですが、実際に販売されているもの、つまり「セカンド品」というわけです。
興味のある方は↓からどうぞ。
「BICYCLE SECONDS & BROADWAY SECONDS」
このカードはBICYCLEや、ホテルカジノ専用のカードを作る過程で出てしまったBeeカードなどの「不良品」で、通常のカードよりも安い値段で販売されているカードです。
不良品の程度は空けたカードによって全部異なりますが、印刷のズレやインク汚れが目立つカードが殆どです。
海外の雑貨店などでは1~2ドル程度でよく売られているそうですが、日本には殆ど入ってきていないようです。わざわざセカンド品を輸入して販売する必要もないのでしょう。
日本では400円程度で購入できます。普通のBICYCLEやBeeを買ったほうが良いでしょう。
BICYCLEブランドの不良品は「BICYCLE SECONDS」
BeeやAristcratブランドの特定カジノ用カードの不良品は「BROADWAY SECONDS」
カジノ用のカードの場合は中古品と違い、不正防止用のコーナーカットやインクの印などは付けられていません。
ケースデザインは写真の通り。きちんと「SECONDS」と書かれています。
ちなみにBROADWAY SECONDSは、空けるまでどのカジノ用に作られたカードか分かりません。今回はたまたま「CAESARS TAHOE」というホテル用のカードでした。
BICYCLEのデザインは変わりません。
今回はいつものような使用感を書いていません。
カードの質はセカンド品といえど、問題の無い高品質です。
普通のBICYCLEやBeeなどと同じ質ですので、各カードの使用感をご覧下さい。
ではどの程度の「不良品」がセカンド品になるのでしょう。
主に印刷のズレやインク汚れですが、今回のBROADWAYには「糊」のようなゴミがくっ付いていました。それだけです。
指でこすると全て取れましたので、通常の高品質なホテルカジノ用カードとなりました。
もうどこにも不良はありません。
全部のセカンド品がこうであれば良いのですが、そうもいきません。
BICYCLE SECONDSには「インク汚れ」が付いていました。
この程度の汚れですので、実際に練習やマジックで使用するのも殆ど問題ありませんね。
BROADWAY SECONDSは、空けるまでどんなカードか分からないので少し面白みがあるかもしれませんが、BICYCLE SECONDSはいつものデザインで、単純な不良品ですので面白みはありません。
練習用にするにしても、簡単に使い捨てできるほど低価格ではありません。
試しに買ってみる分には良いかもしれませんが、使い道の思いつかないカードですね。
こういうカードもあるんだねー、という「番外編」でした。
カード別使用感目次
このカードはBICYCLEや、ホテルカジノ専用のカードを作る過程で出てしまったBeeカードなどの「不良品」で、通常のカードよりも安い値段で販売されているカードです。
不良品の程度は空けたカードによって全部異なりますが、印刷のズレやインク汚れが目立つカードが殆どです。
海外の雑貨店などでは1~2ドル程度でよく売られているそうですが、日本には殆ど入ってきていないようです。わざわざセカンド品を輸入して販売する必要もないのでしょう。
日本では400円程度で購入できます。普通のBICYCLEやBeeを買ったほうが良いでしょう。
BICYCLEブランドの不良品は「BICYCLE SECONDS」
BeeやAristcratブランドの特定カジノ用カードの不良品は「BROADWAY SECONDS」
カジノ用のカードの場合は中古品と違い、不正防止用のコーナーカットやインクの印などは付けられていません。
ケースデザインは写真の通り。きちんと「SECONDS」と書かれています。


今回はいつものような使用感を書いていません。
カードの質はセカンド品といえど、問題の無い高品質です。
普通のBICYCLEやBeeなどと同じ質ですので、各カードの使用感をご覧下さい。
ではどの程度の「不良品」がセカンド品になるのでしょう。
主に印刷のズレやインク汚れですが、今回のBROADWAYには「糊」のようなゴミがくっ付いていました。それだけです。
指でこすると全て取れましたので、通常の高品質なホテルカジノ用カードとなりました。
もうどこにも不良はありません。

BICYCLE SECONDSには「インク汚れ」が付いていました。

BROADWAY SECONDSは、空けるまでどんなカードか分からないので少し面白みがあるかもしれませんが、BICYCLE SECONDSはいつものデザインで、単純な不良品ですので面白みはありません。
練習用にするにしても、簡単に使い捨てできるほど低価格ではありません。
試しに買ってみる分には良いかもしれませんが、使い道の思いつかないカードですね。

カード別使用感目次
コメント
No title
ドリブルしてばらして。よく見るとフェイスの下地の白がクリーム色がかって、スートの赤インクがカジノデックにしては若干明るい色で。バックが普通のエンボス、フェイスが数度ずれた形の縦にエンボスで明らかに近年のカジノデックの品質ではありませんでした。
ファンが綺麗に広がらないですが、個人的には扱いやすくて大満足ですが。こちらのJerryの仕様感に書いてある特徴と似ている気がするのです。Jerryを使った事が無いのでいかんせん分りませんが、、、
jerryと同年代のデックが今日日のセカンド品に入ってる事も中々考えらずらいと思うのですが、他にもこういった例はあるんですかね。またJerryと似た品質のカードは以外とあるものなんでしょうか?
ちなみにスペードのAには、「D 5921」と書いてました。
2009-03-31 23:17 NRNR URL 編集
No title
ジェリーは70年代のBeeブランドで生産されたカードですから、近い年代のBeeブランドで作られたカードは大体似たような質感です。
ジェリーはその中でも特に表面の質感が良いだけです。ジェリーと同じような厚さ、硬さ、弾力のカードはそこそこあります。ただし、古いU.S.P.C社製ですので探すのは難しいですが。
NRNRさんの手元にあるそのデックはジェリーなどのBeeから少し経った頃に作られた質だと思います。
表裏でエンボス加工が異なるなら恐らく80年代から90年代頃のBeeでしょう。今のBeeよりも硬く、それほどなめらかに滑らない質です。
アルファベットがDということで、もしかしたら60年代の可能性もあるかもしれません。ただ、その頃にセカンド品があったかわかりませんが。
Old CARAVANの例もあるように、昔の質のまま未開封で残っていることは珍しくないようですよ。
2009-04-02 03:42 k_motonari URL 編集
No title
やや明るい青の箱に入っているMGMのSECONDSを持っています。私のはYからはじまりますので80年代のBeeだと思います。品質もその当時のBeeそのものですし。その時代ならカジノカードのすべてが暗い赤ではないです。この時代のBeeは手でシャッフルするにはとても扱い易いですね(もちろんマジック用途にも)。カジノデックの場合、カジノが倒産したり名称が変更したときにもSECONDSとして流れますので、意外にも古いデックを手に入れることができますよ。
2010-03-21 01:30 mi URL 編集
No title
何気なく購入したカードが古い新品でラッキー、なんてことは意外にありますよね。
ダースで購入したBeeが昔のBeeだったりして嬉しいこともありました。
2010-03-22 00:12 k_motonari URL 編集