fc2ブログ

カード別使用感 Aristocrat

カード別使用感
03 /17 2008
風邪のお陰、というのも変ですけど、普段睡眠時間が短い僕にしては物凄くよく眠れました。
ただ変な体勢だったのか腰が痛くなりました。

今日のカードはAristocratのカジノ仕様カードです。
ナニソレと思った方、Beeというカードがある以上マジックには使われないカードです。

「Aristocrat」
AristocratとはU.S.P.C社の持つカードのブランド名です。
「Aristocrat」の名を冠したカードはいくつかあったようですが、現在容易に手に入れることが出来る「Aristocrat」はこのカジノ仕様のカードのみだと思います。
白枠のある昔のAristocratは、リネン加工された品質の良いカードだったそうです。おそらくマジシャンも使っていたことでしょう。今は発売されていません。
今回のカードは白枠の無い、Beeのようなカードです。
Bee同様世界中のカジノで使用されています。品質も殆どBeeと変わらないものです。価格は300~400円ほど。何故かオークションでもダース単位、グロス単位で出品されているのをよく見ます。
ジョーカーはデュプリケイト。おじさんピエロがビシィッとポーズを決めて立っています。
スペードのAの中にはリボンと「R」の文字が描かれています。僕はこのRを、U.S.P.C社の前身、Russell Morgun & Co.のRじゃないかなぁ、と思っております。

開封直後のすべり具合
「★★★★★☆☆」(7)
Bee同様の滑り具合です。滑りすぎはありません。

裏模様の見た目
個人的に「★★★」(3)
マジック用として「★★」(2)
非常にシンプルなダイアモンド柄に「Aristocrat」のロゴが入っています。
よーく見るとBeeのダイアモンド柄とちょっと違うのです。
個人的にはロゴが入っていないほうが好きですが、ロゴ無しのデックは無いようですね。
白枠で縁取っていないのでマジックに使用するには難しいデックです。
ですが、ギャンブルデモンストレーションでは逆に使い勝手が増します。
カラーは赤と青です。

スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★☆☆」(7)
Bee同様。綺麗に広がってくれます。
インデックスが見えるくらいに広げようと思い、その思ったとおりの幅に広がってくれます。
Beeよりも若干表面がすべすべしており滑り易い表質に思えます。

リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆☆☆」(8)
Bee同様。BICYCLEに比べ少々硬く感じました。
しかしシャフルする際は丁度良い硬さです。非常にシャフルしやすいデックです。
親指の当たる側面の感触はBeeよりもザラザラしているように感じました。

ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
Bee以下略

カードの硬さ
「★★★★★☆☆」(7)
BICYCLEに比べ少々硬いデックです。
弾力もあるのでカードの端と端が付いてしまうくらいまで曲げても折り目は付きません。
Beeに比べてほんのすこ~しカードが分厚いと思います。ただ弾力は同じくらいなので「まったく同じ」と言ってもいいでしょう。

エンボス加工の有無
有り
ケースには「CASINO FINISH」と書かれています。
手触りではBeeと同じように感じました。

何層構造か
3層構造になっています。

値段との釣り合い
[#IMAGE|S1#]
仮に大量購入するのであればBeeより安く買えるかもしれません。
品質の割りに安いと思います。

総評
使われている赤インクはBumbleBeeWynnと同じ暗い色です。
Beeよりも若干滑り易い表質ですべすべしています。ただしBeeと同じ質といって良いと思います。白枠は無し、上下にロゴ有りと、Beeがある以上このカードをマジックやギャンブルデモンストレーションに使うことは無いように思います。
昔のAristocratは探せばオークションなどで見つけられるかもしれませんが、多分値段も高いでしょうし、僕はこのカード、ブランドにあまり食指が動きません。カード別使用感 目次

コメント

非公開コメント

No title

風邪良くなりましたか~?季節の変わり目ですからお気をつけて(^^)
このカードはどこかのショップで見ましたけど・・・Beeの方が好きです。

No title

有難うございます。風邪は治りました。
殆ど同じようなデザインですし、Beeの方がシンプルに徹していて良いと僕も思いました。

No title

Dan and Daveが去年の10月からAristocratの新しいバックデザインの製作にとりかかっているそうです、楽しみですね。

No title

コメント有難うございます。
Aristocratのニューデザインというよりも、Dan&DaveのオリジナルカードをAristocratブランドで作製した、ということみたいです。
2月の半ばの時点で「もう直ぐ発売するよ!」みたいな雰囲気を匂わせていたのですが、(very soon・・・・・の書き込み)3月の終わりになっても音沙汰無しです。
3月中に発売して欲しいのですが・・・・。

No title

「Aristocrat」には、ホワイト・ボーダーの物がありそうでないですね。カット・カードならみたことありますが、ないですね。
でも、stingerタイプは手に入りました。

No title

Stingerとは、カードの縁がぼやけているタイプですか?
殆どのカードは白枠と裏模様をきっちり分けているので、ああいったデザインが増えて欲しいと個人的には思っています。
BeeのStingerは欲しいですね。

No title

Aristocratはエンボス加工にして割安なので個人的には好きなデックです。
ところでAristocratはBeeよりはちょっぴり厚い印象です。full patternでは、
Arist(casino)>Bee casino special,Steamboat>Bee standard
white borderedでは、
Ghost>Bicycle,Aviator>Tally-ho,Squeezers>Caravan>Streamline
だと思います。

No title

Aristocratで印刷されたカジノデックはよりスベスベして滑りやすく、僕も好きな質です。Smoke&Mirrorも同じ質感です。
カードの厚さですが、空けたデックによって少しバラつきがありますからその時で順番は変わると思います。
特にAviatorシリーズはかなり質にバラつきがあります。同じCARAVANでも3~4枚異なる厚さだったりしますので、僕はあまり信用できないと思います。

No title

たしかに1枚あたりの厚みにすると差は0.01mmもなかったりしますから、その時々の状態によって違うかもしれません。また厚さだけでなく、剛性も人の感覚を狂わせますし。
上記の厚さは、開封後湿度条件を同じにするため数日放置したあとに、1枚の複数箇所をマイクロメータ(測定精度0.005mm)で測定した結果をざっくり示したものです。ただ測定したのはずいぶん前です。Ghostだけはあとから測定したのかも。

Aviatorは全くといっていいほど使わないのですが、そんなに違うのですか‥‥。

No title

Aviatorブランドはそんなに丁寧な作りではないのでしょう。
印刷のズレやミスメイド品も、他と比べて多いような気がします。

No title

Theory11から出たBee StingerもAristocrat仕様と、宣伝のための動画にありました。
どんな質なのか気になります。

No title

コメントありがとうございます。
Beeよりも柔らかくサラサラした質感ですね。この記事の使用感は大分古い時期ですのでまた書きなおすかもしれません。

あすぱら

トマト・お酒・カードマジック好き。
最近はレザーアイテムをチマチマ作っております。