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DIVINO

マジックの話し
02 /05 2007
「DIVINO」
デックを半分に分け、観客に好きな方をカットしてもらう。
カットされた所のカードを表向きにし、元に戻します。
選ばれなかった方のパケットと、中程で観客の選んだカードが表向きになっているパケット。
二つのパケットのトップから同時にカードを表向きにしていきます。
すると選ばれた表向きのカード所だけ、同色同数字のメイトカードが出てきます。


マジックの現象を説明すると、細かい動作などは省かれることが多いですよね。
普通「観客の選んだカード」と書いてあっても、どうのように選ぶのか細かく説明しません。
観客に引いてもらうのか、ストップかけてもらうのか、何枚目かを言ってもらうのか。
カードを戻してもらう時も、マジシャンが手にとって戻すのか、観客自身が本当に好きなところに戻すのか。

今日紹介する「DIVINO」というトリックは非常に単純でクリーンな動作のなか、カードが一致するという素晴らしいトリックです。
上の現象に書いた通りのことしかしません。
デックを分け、観客自身に完全に自由にカットしてもらいます。
観客自身の手でカードを戻せますし、マジシャンはカードを表向きにしていくだけです。
パケットを手に取る事もありませんからカードコントロールはしません。
この状態でカードが一致するわけです。どうでしょう。

というか全部観客にやってもらっても大丈夫です。
つまりセルフワーキングトリックなんですね。これ。

僕は今までこのトリック以上にクリーンな一致現象を見たことはありません。
それくらい怪しい動作がありません。
観客から見ても、本当に必要最低限のことしかしないのです。
マジックをやっている人が見ても、マジックをやっている人だからこそ、原理を知らなければ本当に不思議です。
タネは知らなくとも現象を見るだけでそのトリックを「追える」ことがあります。
ですが、例えばフィル・ゴールドスタインの演じるメンタルマジックなどはまず無理ですよね。
これもそんなトリック。

先日の「レンボーデック」は派手さや立て続けのクライマックスで非常に面白いトリックです。
「DIVINO」は観客を叩くクライマックスでなく、考え込ませるような不思議さを持ったトリック。

ためしにセピア色にしてみたけど、なんか良いね。
明日は「美しい日本語」について。
なんだそりゃ。

コメント

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No title

関西の大学生で趣味でマジックやってます。サークルではステージマジックやってましてクロースアップに関してはほとんど初心者みたいなもんです。たまたまこのブログにたどりついて読んでると、このDIVINOというマジックに興味をもったんですが何に解説されている作品なんですか?

No title

kenkenさん、はじめまして。コメントありがとうございます^^
この「DIVINO」というカードトリックは松山光伸氏による「セルフワーキング・マジック事典」(東京堂出版)に解説が載っています。
ホントはブログで大っぴらに紹介したくないほど良い本です。マジック関連の本がある程度揃っている書店ならきっと売っていると思います。

ちなみに、「DIVINO」は「Final Selection」という洋書で解説されていたものを、簡略化したトリックだそうです。

No title

なるほど、ありがとうございます!僕は今はハト出しやってますがもうすぐサークル引退なので、引退したらクロースアップをちょっとずつやっていこうかなぁと思ってます。このブログのマジックの話楽しみにしています♪

No title

お役に立てたようでよかったです^^

あすぱら

トマト・お酒・カードマジック好き。
最近はレザーアイテムをチマチマ作っております。