BREAK THROUGH Card System
マジックの話し
今日はRichard Osterlind氏によるシステムをご紹介。
ちょっと前に話題となった「BREAK THROUGH」です。
マジックの世界にカードシステムは無数にあります。新品の状態のデックも「スート毎順番通り」というシステムに組まれているわけですね。
それらはじっくりと観察されると法則性を発見されてしまうものもあります。
Osterlind氏のシステムに組まれたデックはじっくり見られても法則性を発見されることはまずありません。知らなければマジシャンでも無理でしょう。
しかし組んだ本人にはすぐ分かります。観客にカットしてもらったデックを上から順番に52枚すべて言い当てていくことも可能です。
おそらく読んで驚くでしょう。こんなことをよく考え付いたものだ、と。
「BREAK THROUGH CARD SYSTEM」
冊子にはシステムの組み方と解説、そしてシャフルとピークが幾つか、最後にトリックが数個解説されています。
カードトリックをよく演じている方であれば、この冊子に紹介されているピークの方法は非常に役立つものとなるでしょう。
解説されているトリックをいくつか紹介します。
Real Simple
相手の思ったカードを言い当てることが出来るというマジシャンは、カードを混ぜて一枚取ってもらいます。そして後ろ向きになり取ったカードを見て覚えてもらい、向き直ると同時にカードを言い当ててしまいます。
Cards in Pocket
マジシャンはカードをシャフルして観客に手渡し、後ろを向きます。
観客にカードをカットしてもらい一番上のカードを表を見ないままポケットに入れてもらいます。
続けてその次のカードも見ずに別のポケットに入れてもらいます。
振り向いたマジシャンはカードを返してもらいケースにしまいます。
この状態で誰も見ていないカードを2枚とも完璧に言い当ててしまいます。
Test Condition Card Trick
シャフルしたカードを観客に渡し、マジシャンは後ろを向きます。
観客に一枚のカードを思い浮かべてもらい、そのカードを探してもらいます。
カードが見つかったらそのカードが自分側にくるようにカットしてもらい、そのカードを取ってデックの中ほどに入れてもらいます。
マジシャンは振り返り、ケースの口を開いた状態で持ち、観客自身にデックをケースに入れてもらいます。ケースに入ったデックは観客に手渡します。
この状態から観客のカードを言い当てます。
以上のような現象が簡単に出来ます。使い方は無限です。
システムを使ったトリック全てに言えることですが、上記の現象も他のトリックも、このシステムを使わなくても出来ます。
ですのでどうせ使うならこのシステムの長所を効果的に使える演出が良いでしょう。
僕はこのシステムをどちらかというとメンタルトリックに適していると感じました。
バラバラにしか見えないシステムはメンタルマジックとしてかなり使えるのではないでしょうか。考案者もメンタルトリックを演じているマジシャンです。
メンタルトリックの場合、「マジシャンは何もしていない」ことが重要になってきます。
Osterlind氏の演出は良い参考になると思います。
メンタルトリックはやらない人でも買って損をするようなものではありません。
システムもそうですが、非常に有効的なピークが解説されているのでかなりお得です。◎を付けてお勧め。
システムの構造から、カードを知るときに計算をします。
といっても簡単な計算なので理解できればすぐ使えるようになるでしょう。
僕は解説を読みながらカードを並べている作業で早く計算できるようになりました。
ちょっと前に話題となった「BREAK THROUGH」です。
マジックの世界にカードシステムは無数にあります。新品の状態のデックも「スート毎順番通り」というシステムに組まれているわけですね。
それらはじっくりと観察されると法則性を発見されてしまうものもあります。
Osterlind氏のシステムに組まれたデックはじっくり見られても法則性を発見されることはまずありません。知らなければマジシャンでも無理でしょう。
しかし組んだ本人にはすぐ分かります。観客にカットしてもらったデックを上から順番に52枚すべて言い当てていくことも可能です。
おそらく読んで驚くでしょう。こんなことをよく考え付いたものだ、と。
「BREAK THROUGH CARD SYSTEM」
冊子にはシステムの組み方と解説、そしてシャフルとピークが幾つか、最後にトリックが数個解説されています。
カードトリックをよく演じている方であれば、この冊子に紹介されているピークの方法は非常に役立つものとなるでしょう。
解説されているトリックをいくつか紹介します。
Real Simple
相手の思ったカードを言い当てることが出来るというマジシャンは、カードを混ぜて一枚取ってもらいます。そして後ろ向きになり取ったカードを見て覚えてもらい、向き直ると同時にカードを言い当ててしまいます。
Cards in Pocket
マジシャンはカードをシャフルして観客に手渡し、後ろを向きます。
観客にカードをカットしてもらい一番上のカードを表を見ないままポケットに入れてもらいます。
続けてその次のカードも見ずに別のポケットに入れてもらいます。
振り向いたマジシャンはカードを返してもらいケースにしまいます。
この状態で誰も見ていないカードを2枚とも完璧に言い当ててしまいます。
Test Condition Card Trick
シャフルしたカードを観客に渡し、マジシャンは後ろを向きます。
観客に一枚のカードを思い浮かべてもらい、そのカードを探してもらいます。
カードが見つかったらそのカードが自分側にくるようにカットしてもらい、そのカードを取ってデックの中ほどに入れてもらいます。
マジシャンは振り返り、ケースの口を開いた状態で持ち、観客自身にデックをケースに入れてもらいます。ケースに入ったデックは観客に手渡します。
この状態から観客のカードを言い当てます。
以上のような現象が簡単に出来ます。使い方は無限です。
システムを使ったトリック全てに言えることですが、上記の現象も他のトリックも、このシステムを使わなくても出来ます。
ですのでどうせ使うならこのシステムの長所を効果的に使える演出が良いでしょう。
僕はこのシステムをどちらかというとメンタルトリックに適していると感じました。
バラバラにしか見えないシステムはメンタルマジックとしてかなり使えるのではないでしょうか。考案者もメンタルトリックを演じているマジシャンです。
メンタルトリックの場合、「マジシャンは何もしていない」ことが重要になってきます。
Osterlind氏の演出は良い参考になると思います。
メンタルトリックはやらない人でも買って損をするようなものではありません。
システムもそうですが、非常に有効的なピークが解説されているのでかなりお得です。◎を付けてお勧め。

といっても簡単な計算なので理解できればすぐ使えるようになるでしょう。
僕は解説を読みながらカードを並べている作業で早く計算できるようになりました。
コメント
No title
なぜなら、覚えるのが大変そうだからです(;^_^
サイステビンスや極道親父のような語呂合わせのシステムならイケますが、どうも次々に発表されるシステムにはついていけないです。歳ですね(T_T)
2007-07-10 23:17 ロック URL 編集
No title
どれか一つだけを極めればよいのでしょうけど、新しいカラーバリエーションのデックが出るとつい購入してしまうような感じですね。
まったく使わないものが増えていきます・・・・・
極道親父は結構優秀なシステムだと思いますよ!
2007-07-10 23:49 k_motonari URL 編集
No title
色々な種類があるようですが、覚えられないので私はこれだけにしています。
あとは喋りと演出ですよね~まあカード当てといやそれまでなんで
ひっくり返して入れさせて
当てるのは、インビジブルと組み合わせて、デジャブーとか適当なこと言って当てています。
この組み合わせは、なかなか良いですよ。
2007-07-15 19:26 ELECTRICSHEEPs URL 編集
No title
僕は、一枚取ってもらった後すぐに広げたデックをテーブルに落とす演出が好きでよく演じています。
2007-07-15 22:36 k_motonari URL 編集