第1000回:ゼラニウムの香り 【エイプリルフール】
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世に「香り」は多なれど
その人その人好きな香りは千差万別
その香りの織りなす不思議な魅力に取り憑かれ
今日もひとつの香りを語る、、、
ぼんじゅーる、全国1億人くらいのアロマ・ファンの皆さま。
本日で「ふれぐら」は第1000回の記事数となりましたー!(ドンドン・ぱふぱふー!)
これも「香り」にこだわる紳士淑女の皆さんが毎日来て下さっているおかげです。
有難うございます。
さて、そんな記念すべき第1000回目の「香り」は、わたしの大好きな「ゼラニウム」でございます。
「Geranium」
原材料:ゼラニウム(厳密に言うとペラゴニウム、後述)
まずは恒例の原材料についてご説明いたしましょう。
そういえば、かつて第621回目の「カレーの香り」ではこの原材料の解説だけで全400ページにわたるPDFを皆さまにダウンロードしてお読み頂きましたが、今回はそんな心配ございません!
ゼラニウムはいわゆるハーブの一種、ポピュラーな品種なので、ふれぐらの読者にも育てている方は多いでしょう。高さは60cmの低い木なので育てやすいのも親しまれる理由のひとつですね。
ただ、ひと口にゼラニウムといっても、アロマオイルなどに使用されるのはゼラニウム属の植物ではなくペラゴニウム属なのですが、ふれぐらでは通称のゼラニウムで通しておりますので、今後もゼラニウムと言えば今回の記事の香りを指します。
ゼラニウムはアフリカ原産の植物で、昔から腫れものや骨折などに薬品として使用されたり、窓辺に置いて虫除けに使われることもありました。そのローズのような香りから、19世紀にはいるとフランスで香水に使用されるようになったのです。
現在でも化粧品や石鹸など、多くの「香り」を持つ製品に使用されおり、昨年コンビニで流行った「バラの香りのフランクフルト」(結構美味しかったですよね)でも勿論このゼラニウムが使用されていました。
香り:ローズ、甘いミント
ローズの香りに近い事で汎用性の高いゼラニウムですが、実際にアロマオイルはそれほどローズの香りはしません。かすかに、と言う程度で、どちらかというとミントの香りに近いと言えるでしょう。
アロマの中でもポピュラーな位置づけですが、その香りは好き嫌いがハッキリすると言われています。3年前に起こった「ゼラニウムと合わせる香りは柚子かラベンダーか」の大論争(通称ゼラニウム相棒戦争)でも参加者が4千万人弱であったのは、やはりゼラニウムの香りそのものを嫌う人が多いという現実を物語っていますね。余談ですがわたしはラベンダー派です。
効能:不安、抑うつの解消、血流バランスの整え、腎臓肝臓の強壮
ゼラニウムの香りはストレスを解消させ、心の不安や動揺を鎮める効果があります。そのため周期的に心のバランスを崩しやすい女性に好まれるアロマなのです。
またマッサージオイルとして使用した場合、血の流れをスムーズにする効果もあります。前述した通り、かつては腫れものや骨折にも使用されていましたから、つまり血の流れのバランスをとる効果があるのですね。ですから、「しもやけ」や「むくみ」にも効果があります。
アロマ・ファンの間では既に伝説と化している「香り翁」はアロマオイルを飲む事で有名ですが、ゼラニウムを飲んでも身体からローズの香りが漂うとは限りませんのでご注意を!
おススメの使い方:お風呂にポトリ、でマッサージ!
アロマポットに垂らして使うのは勿論良いのですが、ゼラニウムの効果からすると、よりリラックス出来る空間、例えばお風呂!
浴槽にポトリと垂らしてゆっくりバスタイム、なんていかがでしょう。お風呂上がりにもう一度使ってマッサージをすると心身ともにリラックス出来ますよ!
いかがでしたでしょう。
ゼラニウムの香りは好き嫌いがハッキリしてしまうのですが、ハマるとリラックスの材料として重宝するようになります。嫌いじゃないけどストレートだと強すぎる、という方は他のアロマと混ぜてみましょう。基本的に何でもあいますが、わたしのおススメはラベンダーとローズマリーです!
ではまた次回。次は「地下鉄ホームの香り」です!
というわけで、今年のエイプリルフールでしたー
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