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本を読みたくなる本

本の話し
05 /11 2012

 


久しぶりにGを見てしまった・・・、あ、いえゴルゴ13じゃないです。


あれ見た後ってもうシャワーを浴びて全部着替えたい気持ちになりますねー


 


久しぶりの本の話し。以前「本屋さんのおススメ」で購入したこの2冊。


カテゴリ:本

タイトル:ビブリア古書堂の事件手帖(2)

出版社:アスキー・メディアワークス

鎌 倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在 に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。変わらないことも一つあるーそれは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞 い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていきー。


カテゴリ:本

タイトル:ビブリア古書堂の事件手帖

出版社:アスキー・メディアワークス

鎌 倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間と は口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃や す彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と 秘密”の物語。


 


主人公が鎌倉の古本屋さんでバイトしつつ、古本屋さんの女性店主とイチャコラするお話し。


でもありますが一応ミステリー短編です。事件といっても殺人事件とかではなくて、日常での不可解な出来事を扱っています。ま、ちょっとサスペンスもあり。


 


古本屋さんですから以前まで人の手にあった本が集まる場所。本にもそれぞれ歴史があり、それはかつて所有していた人の歴史でもあるのです。


この本の中にはそれぞれの短編ごとに実在する本が登場し、それをめぐるちょっとしたミステリがあります。そしてそれを解決するのが古本屋さんの女性店主、栞子さんと、主人公であり古本屋さんバイトの五浦大輔。


ただしこの主人公、昔のトラウマで本を読む事が出来ない。なので古本をめぐる事件を解決するのは基本的に栞子さん。


実際に物語の中で登場する本は、例えば「漱石全集」、「晩年」、「時計仕掛けのオレンジ」など有名どころもあれば、「UTOPIA 最後の世界大戦」というマニアックな漫画もあったりする。本を読めない主人公に栞子さんがその本がどんなものかを説明するのだけど、これはそのまま読者にとっても有り難い説明であるのだ。


本が好きな人なら、きっとその説明や、それにまつわるちょっとした事件を読むうちに、その本が読みたくなってしまうでしょう。


本を読んでいるのに本が読みたくなる本。そんな本。



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あすぱら

トマト・お酒・カードマジック好き。
最近はレザーアイテムをチマチマ作っております。