最近、ちょっとお野菜不足のような気がする。
スーパーなんかでも足を止め、生野菜を買って何か作ろうかなと思うのですが、やっぱり夜に料理するのって結構疲れるんですよね。
料理だけだったらいいですけど、その後にお皿洗ってお風呂沸かしてトマト食べたりコインとかカード弄ってお風呂入りながら本読んでちょっとお酒飲んで寝る、みたいな、こう、スケジュールがいっぱいなんですよね。
忙しくて困っちゃうわー、妖精さんがご飯作ってくれないかしら。
とお嘆きの現代っ子の皆さま、今日は
トマトの日 でございます。
もっかい言っておこう。
今日は
トマトの日トマトの日トマトの日 です。
煮て良し焼いて良し生でも良しの優秀な赤いやつ。日本の国旗に描かれている赤いやつ。
マジック界でも
「コインはケネディ、デックはBIC、野菜はトマト」でお馴染みです。
最近はトマト鍋やトマトラーメンなどもポピュラーなものになりつつありますから、「トマトは一日三個まで!」とトマトを制限されている皆さまも、いつの間にかトマト食べてたわぁ、なんてことも増えましたよね。
トランプの中でもなんでか滅茶苦茶お高い万円のモノがあるように、世の中にはどんなものにも「高級品」と呼ぶべきレベルが存在します。もちろん我らがトマトさんにも高級品種が存在します。
いやいや、僕はどんなトマトでも好きですし、別に安いから高いからでトマト差別なんて絶対にしませんが、それでもまぁ、いちトマトマニアとしては、一個500円くらいするような高級トマトを食べてみたいものですなぁ、、、、、トマトジュースぐびぐび。
まぁ高級トマトはいずれ食すとして、今日はマジックの話しなんです。
最近コインを弄る時間が増えたのですけど、あらためてコインは難しいなぁと感じました。
コインの何が難しいかと言うと、
「手数の少なさ」だと思うんですね。
基本的には
「出す」と「消す」で全部解決させるじゃないですか。
カードだと「出す・消す」よりも
「当てる」という、物凄く大きいカテゴリがあります。
あと
「ひっくり返る」とか。オイル&ウォーターみたいに
「分離する」ってのもありますね。
コインに「当てる」ってなかなかありませんよ。
握ったカラーチップの色を当てるとかですかね。コインがひっくり返ったところでミニマム過ぎる現象でしょうし。
4年くらい前ですけど、コインの分離は僕考えた事あるんです。銀貨と銅貨を交互に積んで、それが綺麗に分離するという。凄く地味な見え方になったのでボツにしたんですけど、動画手品としては珍しいものになったのかもなぁ。
この、「出す・消す」の手段だけで殆どの現象を達成するというのは、ジャンケンでいうとグーとパーしか使えないような、そういう感覚なんですよね、僕とすれば。
マジックを達成する手段として一つ二つ用いられるのが技法ですが、マジックをやっていると
「好きな技法」「嫌いな技法」も分かれてきませんか?
コインはもともと苦手意識の強い分野なので好きな技法は殆どありませんが、唯一好きだと断言できるのがMA-PASSで、コイン苦手意識が強い僕がほぼ唯一、まぁこれなら一応使える。
厚川昌男先生によるオリジナルのコイン技法、これだけは結構好き、例えばコインを握った手からノータイムでパス出来るところ、パスするまでは「本当にコインを握ってしまえる」というところ、パスをする直前まで目的の場所に何も無いと示せるところ、そういう点がストレートに目的を達成出来て好きなんです。
エキストラコインを使わないで綺麗なコインの移動が出来るんですよね。
本来ならフェイクパスをしたり、ラッピングをする。そういう場合、空の手の中にコインが入っているように見せなければなりませんが、MA-PASSの場合は本当にコインを握ってから取り出すので、コインを直前までお客さんに見せることが出来るのです。
一番シンプルなショートカットを実用可能な段階までに昇華してしまうって厚川昌男先生の天才的な所業なんですよね。
MA-PASSと良く似た効果を持つテクニックはおそらくラッピングでしょう。
一つの技法に惚れ込んでそれをどれだけ応用させてマジックに仕立てるか、という面白さがあります。コインが好きな人はそういう所に魅力を感じているのかもしれませんね。
コインを触っている理由は、ショップにガフコインを数種類入れたからなんです。
シェルとガフ3種なんですけど、ガフ3種は僕の好きなガフにしました。とりあえず、ですが。
Sun&Moon は原案がすごく難しいトリックなので、多分そのまま演じている人はあまりいないと思いますが、もっともっと簡単にアレンジできますし、何よりすごく綺麗な交換現象なので、是非練習してみてほしいコイントリックのひとつです。
このデモ動画ではテーブルを使っていますが、座った状態だと太ももを使って演じたりもできますね。
交換現象以外のトリックにも色々とアレンジのきくガフセットです。
2カッパー&1シルバー も僕の好きなトリックなんです。
こちらは1枚と2枚の枚数交換で、簡単な演じ方ではポケットを使います。
このガフも、たとえばマトリックス現象などに使うとマニアックな手順が出来上がりそうですね。弄っていると色々思い浮かんできます。
このデモ動画では小さいグラスを使ってビジュアルに見せるようにしましたが、もうちょっと大きいグラスの方が演じやすいんです。
既にこのガフを持っている人は試してみて頂きたい。
(持っていない人は買ってね)スコッチ&ソーダ はこれまた昔からのクラシック的なガフコインですが、お客さんの手を使うと、上ふたつのガフを演じるのとは比べ物にならないくらいの驚きを与えられます。
完全にロックされる機構なのでそのまま手渡し出来ますが、これまた完全にロックされるので、続けて他のお客さんのところでもう一度、というわけにはいきません。
ショップではJohnson製を取り扱っていますが、付属しているバンリングでバンしないと二回目は演じられません。
その日のうちに何回も演じたい場合は、何回もトイレに行って何回もバンしましょう。
シェルコインはケネディハーフとアイクダラーを入れてみました。そのうち古い銀貨のシェルも入れたいと思っています。
デモ動画はシェルを使ったフェイクアクトを4種類詰め込んだオムニバス的手順になっています。
他にもいくつか新たなアイテムをショップに追加しましたので、もしご興味があれば是非ご覧ください。