セミ頑張ってるなぁ。暑いのに。
あと高校野球児も凄い。パワーあるなぁ。
食べて美味しさのあまり唖然とする、なんて経験はありますか?
僕は今のところ2回ほどありまして、ひとつは沖縄。
波照間島という小さい小さい島へ行きまして、そこの民宿で頂いたお弁当。
波照間島は有人島としては日本最南端。島の南の海岸へ行くと「この先はフィリピンだよ」みたいなことが書いてあります。
自転車でかる~く島を一周できて、その間に会うのは人よりも山羊のほうが多かったり。
その波照間島で島を散策する際に、泊まった民宿でもらったお弁当。
海の見えるところまで行って広げたお弁当には、お魚のフライとか、ゴーヤーチャンプルなど。
それより前の日に石垣島のホテルでもゴーヤーチャンプルは食べてたんですけどね。
「まぁこんなもんか」みたいな味で、ゴーヤーってやっぱり苦いんやね、と。
が。
そのお弁当のゴーヤーチャンプルを食べた瞬間に、僕も一緒に食べていた友人も箸を止めてちょっと黙る。
「・・・なにこれ」みたいな雰囲気ですよね。
そこからはあんまり喋らず黙々と箸を動かす僕ら。
何のお魚か分かりませんでしたが、お魚のフライも、ものすごい美味しかった。
白身のお魚、何コレ、と。
民宿で頂いたご飯は全部とても美味しかったのですが、そのお弁当は本当に格別でした。
美味しくて黙る、ってことがあるんだなぁ。
ふたつ目は仙台で食べたお握り。銀シャリ。
僕の両親は仙台出身なので、僕が小さい頃の夏はよく仙台へ帰って数日を過ごしていました。
田んぼと山に囲まれている場所で、自然と共に生活している、という感覚を存分に味わえます。クーラーなんて無くても戸を開けていれば風が入ってきて涼しい。
でもお米を食べにくる鳥(他の動物もなのかな?)を追い払うために、稀に「ドカーン!」と爆音がなるのは好きじゃなかったなぁ。
夕ご飯には牛タンを出してくれてチビッ子の僕や姉は、横浜だと全然食べないタンをよく食べました。それも美味しかったけれど、その後に伯母さんが、余ったご飯で作った塩むすび。
これが何故か物凄い美味しかった。
余ったご飯でちょっと作ったからまだ入りそうだったら食べてねー、みたいに出されたんですね。
形は三角じゃなくて丸っこい、海苔は巻かれていません。本当にただの塩むすび。
あんまりギュッと握っていなくて、かなり柔らかいお握りなんですね。
僕と姉はそれをバクバク食べました。夕ご飯に牛タンを食べた後に。
え?何でこんなに美味しいの?何で何で?と驚きながら、大人達が笑う中、何個も食べました。
あれ、なんで美味しかったのかなぁ。
お米自体は、宮城だから「ササニシキ」か「ひとめぼれ」だったのかな。
でも持っている田んぼではお米も作っていたから、自分とこのお米だったのかも。
あと、お水かもしれない。
美味しかったなぁ。
沖縄のゴーヤーもお魚も、仙台のお握りも、やっぱり素材の味だったのかな、と思います。
美味しい野菜には塩だけでいいのかもしれないですねぇ。
と、コンビニで売っているゴーヤーチャンプルを見ながら思いました。

あ、でも今はラーメン食べたい。