マキシ改悪 カードマジックの書籍から 11 /28 2009 [追記]アラジンの青色をご注文いただいた方へお詫びのご連絡がございます。メールを送りましたのでご確認をお願いいたします。マジックの本を読んでいて首をひねりたくなる解説というのは稀にあるもので。その動作が何を意味するのかといった本質的な理解が必要なこともありますが、「それはいくらなんでもお粗末なんじゃないの?」という解説も極まれに。カードマジック事典から。「Maxi-Twist(ひっくり返るA)」 by Roger Smithマジシャンは4枚のAを示し、表向きに持つ。パケットを振るごとにAが1枚ずつ裏返っていく。「本当に4枚しか使っていませんよ」と言いながら表向きに数えなおすと4枚のAのはずが、スペードのA~4に変わっている。最後の意表を突くクライマックスが本当に鮮やかなトリックです。でも、カードマジック事典での解説は最初の大切な部分をかなり端折って書かれているので「・・・ん?」となります。最初に読んだときは「え、これじゃ・・・どういうこと?」という感想を持ちました。「方法」の②の部分ですね。大切な部分が書かれていません。今なら動画で探せば一発で分かりますが、そうでなければ想像力を働かせるしかありません。僕はこの作品が解説されているものを他に知らないので何とも言えないのですが、この部分は不親切でしょうね。その部分に関連することなのですが、この作品では最後に少しトリックの「跡」が残りますよね。最後のあのカードやあのカードの処理をするとなると、どうしてもそれまでの綺麗な流れを止めてしまうような気がするのですよね。本当に理想的なのは「4枚しか使っていませんよ?ほら、A、2、3、4!」と、ここで終われるものだと僕は思います。あの部分をどうするのか、ビル・マローン氏はこんな風に演じていましたし、アラン・アッカーマン氏はこんなトリックに仕上げています。僕のバリエーション。似たこと考える人は多いんじゃないかと思います。でもこれ改悪だと思います。この作品の綺麗な終わり方は「はい、A、2、3、4!」です。そこで観客はギョッとなるわけですね。これがクライマックスです。さらに何かする、というのはちょっと空気読めていない気がするんですよね。他の方はどのように感じるのでしょう。
次回出品の予告 マジックじゃない話し 11 /26 2009 次のまとまった出品は「STUD」「ALADDIN smooth」「ARRCO の赤」となります。現在出品している物とあわせて、もしよろしければ是非どうぞ。ところで。ダースケースが余っています。ALADDINのダースケースはデックを縦に入れる面白いデザインなのですが、もし欲しい方がおりましたら、注文の際、備考欄にて「アラジンのダースケース希望」と入れてください。お付けします。ただし、ケースは畳んでお送りしますがメール便では厚さ制限に無理がでますので、エクスパックか他の配送方法でしか送れません。こんなのです。現在のところ3個あります。ちなみに、かなりボロボロですのでその点はご容赦くださいね。千切れてはいませんが、しわになっている部分はあります。
美味しいコーヒーを淹れるには マジックじゃない話し 11 /24 2009 お酒ばかり飲んでいるわけじゃありませんよ。紅茶やコーヒーも飲みますよ。僕はどちらかというと酸味の少ないコーヒーが好きで、豆を挽いてもらうときは必ず「酸味の少ないのはどれですか?」と聞きます。自分でコーヒーを淹れるのは難しいと思います。美味しいお店で飲む味とは何かが違う。何かは分からないけど何かが違うのです。同じトリックでも手つきだけで全然異なる雰囲気になるように。やっぱり淹れ方なのでしょう。なので美味しい淹れ方を色々調べたり本を借りたり。でも実践するとこれがなかなか難しい。「の」の字を書くように注ぐとか、40秒蒸らすとふっくらする、とか。書いてあることは簡単ですけど実際にやっても味にちょっとだけ深みが出たくらい。僕のコーヒーには甘みが足りない気がしてならないのです。美味しいコーヒーを淹れるには。じっくり取り組むゆとりが必要な気がします。
はじまりは約3年前 「あすぱら」について 11 /22 2009 このエントリーで、あすぱら600回目の投稿になりました。有難うございます。ここまで続いたのも読んでくれている皆様のお陰です。本当は500記事の時に書こうと思っていたのですが、500記事なんてとっくに通り越していました。これも全世界のカードマニアさんたちのお陰です。いやホントに。毎日有難うございます。あまつさえコメントをしてくれるなんて畏れ多いことです。僕ただのマニアですからね。本当に嬉しい限りです。このブログを作ったのが大体3年前、今日で600記事ということは、大体2日に1記事くらい書けているわけですね。「おやすみ」も多いのですが。話は変わりますが、僕が最初に前田知洋さんの名前を見たのは「ラリー・ジェニングスのカードマジック入門」に載っている「タイクーン エーセス」という作品でした。当時はまだ知らない存在だったので名前を見ても特に感想は持ちませんでしたが、その後のTVでのご活躍が目立ってきましたので、「あれ?この人の名前、確かどっかで見たことあるぞ」というわけですね。この作品を読んだときは地味に思えたのですよね。そういえば。やってみると地味どころか、カップ&ボールでレモンを出すような快感がある作品です。簡単、というわけではありませんが(僕の大好物は簡単な手品です)、クラシックな雰囲気の存在感のある作品に思えます。そもそも何故ブログをはじめようと思ったのか。それは前田知洋さんのブログを読んでいたからです。何か自分の頭の事を書き残したいなぁ、と思っていた折、読んでいた前田知洋さんのエキサイトブログが丁度目に入ったため、エキサイトに決めたんです。もしあの時にFC2ブログだったら、僕はFC2ブログを書いていたことでしょう。そういった意味で、僕が今日エキサイトブログで600個目の記事を書けたのは前田知洋さんのお陰でもあるわけですね。勝手にそう思っているんですが。有難うございます。
ORANGE BLOSSOM ドリンクの話し 11 /20 2009 最近、指先の汗疱(かんぽう)が、お酒を多く飲んだ日の翌日に酷くなるような気がして、お酒を控えています。この汗疱には散々悩まされており最近はサプリにも手を出しています。一番いいのは、やはり手を使わないこと。つまりトランプに触らないことなのでしょうが、それはやっぱり無理ですね。「オレンジ・ブロッサム」このカクテルが創られたのは一説によるとアメリカ禁酒時代。「おいお前、それは酒か?」「いえいえ、オレンジジュースですよ」なんてこともあったのかもしれません。ウェディングパーティーでは食前酒として振舞われることもあるようです。レシピジン 1/2オレンジジュース 1/2材料をシェイクすれば出来上がり。
オムニバス マジックの話し 11 /19 2009 「Card Magic Archives」本日より加藤英夫さんのCardician's Journalに新たなページ、Card Magic Archivesが追加されました。第4巻をお持ちの方はすぐにアクセスして読まれることをお薦めします。「アリス」僕のマジックメモに昔から何度も登場するなぞのキーワード。これ書くときって必ずカードマジックが思い浮かんでいるはずなんですけど、何故か忘れてしまうんです。「エニエニ」角矢幸繁さんのブログでとても不思議な体験が語られています。不思議ですね~、まるで魔法です。というか、本物なんじゃないですかね。僕はそう思いたいですが。
ダイヤモンド3種 マジックの話し 11 /17 2009 今日はセカンドディールを使ったAlex Elmsley氏の作品、「ダイヤモンド・カット・ダイヤモンド」の動画をアップロードしました。セカンドディールを使用した非常にピュアな印象を僕は受けた作品です。この作品と同じ名前のトリックはいくつかあるようで、Youtubeではソロモンズ・マインドにあるダイヤモンドカットの動画がいくつか観られます。セカンドディールを使った原案に近い作品としてはshanlamagicianさんがアップロードしている素晴らしい演技が観られます。僕はshanlamagicianさんの動画を予め知っていたため、カードマジックライブラリーの第4巻に載っている原案を読んだときに「あれ?ちょっと違うなぁ」と思いました。僕のアップした原案の演じ方だとダイヤのカードが一枚だけ観客のカードへ変化する現象で、ダイヤのカードは1枚消えてしまっています。shanlamagicianさんの演じ方ではダイヤのカードと相手のカードが見事にコントロールされたという印象を受けるのです。ダイヤのカードは消えていません。消えたダイヤの存在が僕はどうにも気になってしまったのでこんな作品を作りました。僕はエレムズレイ氏の作品のバリエーションのつもりで作ったのですが、どちらかというとDavid Solomon氏のダイヤモンドカットのバリエーションに思えますね。ソロモン氏の作品は動画で観ただけですので詳しくは知りませんが。
Kettel イイ音持って出掛けよう 11 /16 2009 お薦めです。 RE:THROUGH FRIENDLY WATERSKETTEL / TIMOTHY REALLY不思議な旋律がスーッと流れて頭に入ってくるような。割と激しいリズムを打っているのに切ないんです。明日は動画を一つアップ。
10分後 マジックじゃない話し 11 /14 2009 今日も夕焼けが綺麗でしたね。雨も降り風も強かったので大変でしたが夕方にはとても綺麗になりました。夕焼けって少しの時間しか見れませんが、その少しの間に驚くほど濃くなりますね。 続きを読む