「うだるような暑さ」の「うだる」って、なんて的確な表現だろう。うだる。
漢字で書くと「茹だる」、夏のコンクリートジャングルの中、ジリジリ茹でられるようなあの不快感にピッタリです。
カードマジック事典から。
「Stabbed in the Pack(差し込んで当てるカード③)」 John Benzaisカードマジック事典に載っている「差し込んで当てるカード①」はマリニの「Card Stab」なのですが、あれは「差し込む」というよりナイフで
「突き刺す」カード当てですよね。
まぁいいや、この③のトリックはアクロバティックで難しそうです。
試してみましたがなかなか上手く成功しません。
最初にデックから「3」のカードを1枚取り出しておきます。マークは関係ありません。
デックを観客にシャフルしてもらい、好きなところでカットしてもらいます。
カットされたカードを覚えてもらい、元の位置に戻してデックも元通りにしてもらいます。フォースは使用しません。
そしてデックを一度リフルシャフルして返してもらい、マジシャンも一度カットします。
デックをテーブルに置き、マジシャンは最初に出した3のカードを持ってカッコよく構えます。
手に持った3のカードを投げると、カードはデックの真ん中くらいに差し込まれます。
そしてカードが差し込まれたところから観客のカードが出てくるのです!スゴイ!
若干の保険は用意されているものの、全ては演者の技量に掛かっているトリックです。
上手く演じれば大喝采です。
確かにスゴイのですが、果たしてテーブルに置かれたデックへカード投げつけて簡単に刺さるのか?と思い、やってみました。
やってみましたら、驚くほどカードが刺さらない。
強く投げるとたまに刺さるのですが、そうすると狙いが全く付かないのです。
そうして何回か投げているうちにカードの端が潰れていくのです。
似たようなトリックがカードカレッジの4巻に、マーローの作品に手を加えたトリックとして載っています。カードを投げて4枚のAを探し出す、というトリックです。
そのトリックは練習してみると意外にも上手くできるので面白いですよ。

Old STUDの使用感に、「別バージョンのOld STUD」について追記しました。
別バージョンのOld STUDが欲しい方は下まで読むと。。。。。[終了しました]
カード別使用感 Old STUD Playing Cards