fc2ブログ

桜の季節

マジックじゃない話し
03 /31 2008
あすぱらのアクセス数が倍になってました。
急にどうしたんだろう。

今日は午前中雨、もう4月というのを忘れるような寒さでした。

春爛漫にはまだ早いけど、そろそろ桜の季節です。4月以降からは2、3月のように頻繁に更新することは出来なくなると思います。
まぁ、新しい年度ものんびりマイペースにやってきましょう。

カード別使用感 Golden Nugget Deck (Atlantic City)

カード別使用感
03 /30 2008

問 最も目がチカチカしそうなカードトリックは?


答 Golden Nuggetを全色使ったカメレオンカード。


凄い目がチカチカしそう!
なんて、こんなことが言えるカードは、、、、、GoldenNuggetくらいですね。
Jerry's Nuggetの使用感をしたからGolden Nuggetもやらなきゃカッコつかないかなぁと思いまして、今日のカードはGolden Nugget(以下Golden)です。
今回はAtlantic CityのGolden Nugget Casinoで使われていたカードを空けました。
セロファン付きの新品状態。売りに出したらなかなかの価格になったかもしれません。
もちろん僕が1つだけの新品カードを前にして空けずに売るなんて有り得ないのですが。
最初に断っておきますが、今回のカードの詳細は非常に信憑性に欠けます。
Goldenに関する事は全然調べが付かず、さらに、このカードには数種類のバージョンがありまして、今回のAtlantic CityのGolden使用感が全ての「Golden Nugget Deck」に当てはまるとは言えないのです。
[追記]
Blackのバージョンはこちらから → Golden Nugget Deck(LAS VEGAS)

続きを読む

カード別使用感 BICYCLE BLACK TIGER DECK

カード別使用感
03 /29 2008
BSチャンネルでカーリング競技がやっていたけど、あれ熱い!
ルール分からないけど、対スイスでちょっと手に汗握った!

今日のカードはブラックタイガー。
何を今さらと言われそうですがブラックタイガー。
いわゆる「黒いBICYCLE」の先駆け的な存在だと思いますブラックタイガー。

「BICYCLE BLACK TIGER」
発売されたのは結構前ですよね。いつ頃でしたっけ・・・・?
今では色の反転したBICYCLEは珍しくないですが、はじめて見た時は「こんなカードがあるのか!」とショックでした。

EllusionistからリリースされたU.S.P.C社製です。
お値段は日本のショップだと大体1000円くらい。Ellusionistで買っても1デックで7ドルもします。高いカードですね。
ケースには「黒いトラ」がガッチリとへばり付いています。どう見てもタイガーマスクを付けたプロレスラーです。ジョーカーはデュプリケイト、スペードのAや裏模様も色が反転している以外は通常のBICYCLEと変わりません。同じデザインです。
知っている人も多いでしょうが、このカードに限らずEllusionist製のケースにはちょっとしたワンポイント工夫がされています。でも正直に言ってしまうと「びみょー」なワンポイントです。蓋の部分には「Q ハート」と、チマっと書かれています。どう使えというのでしょう。
それとバーコード部の数字がこっそり「カードの数字とマーク」になっています。
「J 07 D14M 0ND3」 → ダイヤのジャック。
「J OF DIAM ONDS」 → 「ジャック オブ ダイアモンド」。
う~ん、、、、、、厳しい!勢い良くサラっと見れば読めなくも無いですが・・・・。
無理矢理すぎると思います。あとこれもどんな風に使えというのか。
このケースの「遊び」は初期の頃のEllusionist製品には無かったかもしれません。
結構前に購入したGHOST DECKにはそのような物は書かれていませんでしたので。

開封直後のすべり具合
「★★★★★☆」(6)
若干滑りすぎのきらいにありますが扱いにくいほどではありません。

裏模様の見た目
個人的に「★★★★★☆」(6)
マジック用として「★★★」(3)
なかなかカッコいいと思います。BICYCLEの模様ですからマジック使えます。
ただ、フェイス面は白黒だとマークが判別し難いです。レッドピプス(このカードはレッドピプスです)を使っても判別し難いです。
白枠の部分が真っ黒なので、カラーチェンジにもちょっと使い辛いかもしれません。
例えば通常BICYCLEからブラックタイガーへのカラーチェンジ現象を見せる場合、ちょっとでもカードがずれると真っ黒なデック側面が見えてしまいます。
コテコテのクロースアップカードマジックを見せるよりも、フラリッシュや、単発で直ぐに終わるトリックに使うと良いでしょう。

ちょっと不謹慎かもしれませんが、「黒と白」の色で僕は「お葬式」をイメージしてしまいます。
そのような場でワントリックというのは有り得ないと思いますが、尊敬するマジシャンの喪に服したり、普段カードを持ち歩いている人は冠婚葬祭のマナーに合わせてカードをチョイスしても良いかもしれませんね。うわーマニアック。

スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★☆☆☆」(8)
「バターを塗ったような」と言われただけあります。
通常のBICYCLEや他のカードに比べてずっと滑らかです。
気持ちよくサラーっと広がりますし、両手の間で広げるだけで何だか自分が凄く上手い人間のように思えてしまいます。

リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★」(5)
最初から程よい弾力でやり易いです。特に変わった所は無いように思います。

ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★」(5)
上に同じ。
通常のBICYCLEと同じように滑らかにかみ合ってくれます。

カードの硬さ
「★★★★★」(5)
通常のBICYCLEより若干(52枚で比べると1枚分程度)厚いです。
ただ、カードの厚さは空けたデックによっても変わるときがあるので、厚さ硬さ弾力は通常BICYCLEと同じと考えて良いと思います。

エンボス加工の有無

表面加工は「UV500 AIR-CUSHION FINISH」となっています。
MASTER EDITIONと同じです。

何層構造か
3層構造になっています。

値段との釣り合い
[#IMAGE|S2#]
ちょっと高いです。

レッドピプスの場合、ハートダイヤの絵札はインデックスのみ、数札はマークとインデックスが赤色です。「白黒」のBICYCLEを3種並べてみました。
左から、「BLACK TIGER」、個人的に「一番綺麗なBICYCLE」と思っている「GHOST DECK」、そしてMASTERS EDITIONのダークヴァージョン「SHADOW MASTERS」です。
SHADOW MASTERSはグラデーションを効かせていますのでいかにも「妖しい・・・・・」といった雰囲気ですね。ぼやーっとしています。

総評
滑り具合がなかなか心地よいカードです。
カードに見合った演出を考えて効果的に使えないとあまり役に立たないかもしれません。
こういうカードはちょっとだけアクセント気味に使うのが良いと思います。
フラリッシュならカッコよく映るでしょうが、マジックには積極的に使わなくともよいかな、と。
ブラックライトに当てると白い部分が際立って見えるそうです。でも暗かったらフラリッシュもマジックも見えませんよね・・・・・。
明日のカードは「Golden Nugget」のAtlantic City ヴァージョンです。

カード別使用感 目次

カード別使用感 RAMBLER

カード別使用感
03 /28 2008
ここ最近「フレッド・カプス」のキーワードであすぱらに辿り着く人が増えてきました。
「WynnDeck」よりも多いです。フレッドカプスの特集とか何かでやったのかな・・・・??
Hey presto!のjpmagicさんが「有名マジシャンのコピー」について書かれています。
上手い人の真似をするのは上達の基本だとも思いますし、「モノマネ」として見せるのなら面白いのですが、モノマネという芸を超えてしまって、コピーしたモノを自分の「らしさ」だと言わんばかりに見せるのはちょっと違うでしょう。

というかですね、フレッドカプスなどの名人芸やカッパーフィールドの鳥肌が立つような演出を観てそれを真似してみようなんて、普通は恐れ多くて出来ませんよね。

Fred Kaps *YouTubeの動画です。
The Homing Card & The Floating Cork
The Homing Card & 塩のトリック(正式な名称が分かりません)
何度観てもニヤっと笑ってしまいます。
The Signed Card to The Box
The Gypsy Curse(Monte)
ちょっと荒い映像ですが、一緒に映っているのはBro・ジョン・ハーマンだそうです。

これを観て、「よし!この人の真似をすれば受けるに違いない!」なんて思わないですよね。
この人が魅せるから不思議で面白くて、観た後にため息が出るのです。

「RAMBLER」
今日の本題はカードの使用感でした。忘れてた。
といってもちょっとゴージャスなカードなだけで、特別な品質は見当たりません。
「RAMBLER」というのは直訳すると「ぶらぶら歩く人」となります。
価格は450~500円ほどです。海外のショップではあまり見ません。
ケースは派手な黄色、表も裏もカードのバックデザインは描かれておらず、書かれている文字数が多いですね。中のカードはセロファンに包まれています。
そしてこのカードの大きな特徴ですが、縁が金色に輝いています。キラッキラです。ジョーカーは狩りの格好をした男性と犬が描かれています。デュプリケイトではありません。
スペードのAは知恵の輪のような絵。中央スペードマークにRAMBLERと書かれています。
開封直後のすべり具合
「★★」(2)
ダメです。デックの側面を金に塗ったためか、空けた直後はカードがくっ付いて上手く広がりません。ドリブルするなりしてカードを剥がす作業が必要です。

裏模様の見た目
個人的に「★★★★」(4)
マジック用として「★★★★★」(5)
白枠上下対称で、なかなか無難な模様です。マジックに使えます。
Aviatorの裏模様をアジアンテイストにしたような模様です。

スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★」(3)
表面はBICYCLEなどのエンボスザラザラと同じように感じます。
ちょっとだけザラザラが強いかもしれません。
特殊な側面のお陰で慣らすまで綺麗に広がってくれません。
カード同士が離れてくるとちゃんと広がりますが、あまり滑らかな手触りではありません。

リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★」(5)
特にやり難いことはありませんが、カードをリフルする時は「シャラララララ・・・」と落ちずに、「バタバタバタバタ・・・」という感触です。

ファローシャフルのやり易さ
「★★」(2)
カードを見ただけで何となく予想が付いたのですが、やり難いです。
出来ないわけではありません。適当なファローシャフルは割と楽にできますが、カードが一枚ずつかみ合ってくれないのでパーフェクトファローは難しいです。

カードの硬さ
「★★★★★」(5)
BICYCLEよりもすこ~し硬いと思います。
殆ど変わりませんが、「ゴールドエッジ」のお陰で持った感じ、ちょっと硬いような印象を受けるデックです。

エンボス加工の有無
有り
ケースには「WATER-PROOF FINISH」と書いてあるのですが、感触としてはBICYCLEとほぼ同じでちょっとザラザラ?というものです。

何層構造か
3層構造になっています。
これもカードを見ただけで予測できましたが、物凄く剥がし辛いです。

値段との釣り合い
[#IMAGE|S1#]
試しに買ってみる分には相応の値段でしょう。

総評
とにかくカード側面のキラキラが目立ちます。カードのコーナーも角ばっていますね。金色にするには綺麗に丸いと難しいのでしょう。
このキラキラに見合った演出で目を引くトリックが可能かもしれませんが、品質はあまり良いものではありません。
表面の滑り具合などは悪くないのでしょうけど、側面をゴールドに塗ったお陰で広がり方や持った感触、ドリブルする際にもなんだか変な感じがします。
滑らかにカードが落ちず、バラバラと数枚がくっ付いたまま落ちているような感じです。
コレクションとして持っている以外に使い道の思いつかないカードでした。一代目「色物カード」の称号を与えました。
「1002 ALADDIN」というカードもゴールドエッジだそうですので、「1001 ALADDIN」とは全く違うカードだと言って良いでしょう。

明日明後日もカード使用感です。
「BICYCLE BLACK TIGER」、「Golden Nugget (Atlantic City)」と続きます。

カード別使用感 目次

お休み

マジックじゃない話し
03 /27 2008
明日はカード使用感「RAMBLER」。
明後日もカード使用感。
明々後日もカード使用感。
もうすぐ大学が始まるので3月中時間のあるときにまとめてやっておきましょう。

オムニバス

マジックじゃない話し
03 /24 2008
「納豆」
バイトの後輩と話していたら「納豆」の話題になりまして。
その人は「納豆はご飯にかけずにそのまま食べる」のだそうです。
僕は全身全霊を込めて「アツアツのご飯にかけた納豆の素晴らしさ」を説いたのですが聞き入れず・・・・・・。納豆はご飯にかけるものですよね?

「オークション」
海外オークションでは「海外への発送はしません(自国内のみの発送)」というアイテムがそれなりにあります。
そんな商品が欲しい時はオークションを代理してもらっています。
代理してもらうと、まずアメリカの代理店へ発送され、そこから日本に送られます。
これなら海外発送されないアイテムも日本で落札できますね。
「自分で入札するのは不安」というニーズが大多数なのでしょうが、こういう理由で代理を利用する人もいると思います。僕ですが。



あるアイテムを代理店を通して落札したのですが、未だに「入荷待ち」なのです。
つまりアメリカの代理店にも届いておらず、早い話出品者が発送していないのです。
この商品をいつ落札したのかというと、、、、、、、2月21日です。
なんと1ヶ月以上経ってしまいました。
もちろん何回か問い合わせましたが、代理店からの催促にも何やら鈍い反応。
商品、届くかなぁ・・・・・・。

「トマトジュース」
トマト大好きです。あ、このブログは定期的にトマトの話題出しますから。
トマトジュースも沢山飲んでいます。お酒ばかり飲んでいるわけじゃあないのです。
健康的。
トマトジュースが無かったので買いに行きました。
空を見上げるとポッカリと丸い月。なんだか少し赤い色に見えました。月や電灯などの光源をカメラで撮ると全然違うふうに撮れてしまうのです。
どうやって撮ればいいんだろう?

カード別使用感 1001 ALADDIN Playing Cards Smooth-Finish

カード別使用感
03 /22 2008
いきなり懐かしい事を思い出す、結構ありますよね。僕は昔聞いた曲がいきなり頭の中に流れてくることがあります。
昨日、というか、今朝までのバイト中はずーっと、寺田恵子さんの「Thank you,love」が流れていました。懐かしい・・・・・けど、何故?

シャワーを浴びたら目が覚めてしまったので変な時間ですけどカードレビュー。
今日のカードは「ALADDIN」です。
アラジン?そうアラジンです。

「1001 ALADDIN Playing Cards Smooth-Finish」
お気に入りデックです。最初に書いておきます。オススメです。

このカードのAir-Cushionバージョンがあります。こちらからどうぞ。

ネット上に無数に転がっているカードフラリッシュ動画でこのカードが使われているのを稀に見ることがあります。硬さがWynnDeckに似ていて、ファンしやすいカード。
Dan&DaveのDVD「Trilogy」の中でも使われていました。

カードマジックで使われているのは見ませんが、荒木一郎さんの「舶来カード奇術 あ・ら・カルト」(東京堂出版)で「サインカード・ジャグラー」の解説に使われています。
この本自体とても良いトリックを紹介してありますし、解説の写真に使われるカードがトリック毎に違うので大変面白いです。
Jerry'sNugget、GoldenNugget、Tahoeなどなど珍しいカードも沢山写っています。ちなみにですが、この本に写っているカードで、コレクターではない僕でも物凄く欲しいカードがあったりします。そのカードだけは飾っておきたいと思えるのです。

閑話休題

U.S.P.C社製、主にアジア圏で売られているようです。シンガポールのコンビニに売られているという話も。国内でも購入できます。
お値段は400~500円、海外ですと大体2~4ドル程度です。

ケースにはカード名「1001 ALADDIN」と、U.S.P.C社の名前が書かれています。
ジョーカーはデュプリケイト。卵の中からウサギのような生き物が顔を覗かせています。その後ろにドングリを振り回す小人が2人。なんとも奇妙な絵柄ですが、どこか愛嬌を感じます。スペードのAにはランタンとその中にスペードのマーク。そして「ALADDIN」の文字。
裏模様はこう、うにょ~んとした模様です。近くで見ると植物がモッサリと茂っているような絵柄が描かれています。品質保証カードと2005年のカレンダーが入っていました。2005年・・・・・・。

開封直後のすべり具合
「★★★★★☆」(6)
グッドです。滑りすぎず、ガサガサでもなく。
空けた直後でも程よい滑り。

裏模様の見た目
個人的に「★★★★」(4)
マジック用として「★★★★★」(5)
あまり好きな模様ではありません。どこか異次元っぽい模様に見えませんか?
白枠有りで、なかなか無難な模様ですのでマジックに使えます。
実はワン・ウェイ・デザインです。
ホントです。

スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★☆☆」(7)
表面はツルツルスベスベです。BICYCLEなどのエンボスザラザラは感じられません。
プラスチックコーティングされたカードのような滑り方をします。
綺麗に広がりますが、表面に汚れが付きやすく、良い滑り具合が長持ちしないかもしれません。

リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
Wynnより気持ち硬めですが、やり易いです。硬いのが嫌いな人には向かないでしょう。
カードが曲がるのを嫌う人にはピッタリです。

ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
やり易いです。滑らかにかみ合ってくれます。

カードの硬さ
「★★★★★☆☆☆」(8)
BICYCLEよりも遥かに、またWynnDeckよりもすこ~し硬いです。
弾力が強く、曲がりにくいため、”慣れ”が必要なデックだと思います。
耐久性もそれなりにあるでしょう。
WynnやJerry'sを触ってみて「カット系のフラリッシュに向いているデック」というのが何となく解ってきたのですが、割と硬めが良いみたいですね。
アラジンもそれに当てはまるでしょう。

エンボス加工の有無
無し
ツルツルです。Aviatorの手触りと似ていますが、あのカードより少し滑らかなさわり心地でした。Wynnなどのようにパケットがバラけないくらいカード同士がくっ付くのでフラリッシュに向いていると思います。
ファンにするのも滑らか&パケット崩れしない表質でお得なカードです。

何層構造か
3層構造になっています。

値段との釣り合い
[#IMAGE|S3#]
安いです。が、好みによるところが大きいかもしれません。

総評
沢山のカードを触っていますが「お、これは!」と思うカードはそんなにありません。
これまでJerry's、Wynn、Ace、Texan45Palmettoの4つくらいでしたが、このアラジンで5つ目になりました。

カード表面はWynnDeckとAviatorの中間くらい、デック側面のグリップ感はWynnより良いです。カードが比較的薄く、結構硬いデックです。
Wynnよりもアラジンの方が好き、という人はいると思います。
僕はフラリッシュが全く出来ませんが、このカードはフラリッシュに向いていると思います。WynnDeckのRed&Blueをフラリッシュ用にちょっと品質変更したカードのような感じです。

Wynnはファンするのに向かない表質でカード同士の密着感が強くカット系フラリッシュに最適の質ですが、このアラジンは密着感そこそこ&カード同士が滑らかに滑るのでファンにもしやすい、という1粒で2度おいしいカードだと思います。
Wynnが好きなフラリッシャー(と呼ぶのか分かりませんが)ならきっと気に入る質感です。そうでない人も一度触ってみると良いかもしれません。
欧米にはあまり出回っていないようで、「アラジンというカードはどこで買えますか?」と尋ねる書き込みもあります。シンガポールのマジックショップで通販されていたりします。
日本の楽天ショップで買えますので是非。
[追記]
08年7月にDan&Daveのショップで販売されるようになりました。「1002 ALADDIN」というカードもあります。
ただこっちのカードは少しばかりゴージャスになっただけで、しかもマジックやフラリッシュには使えないような出来だと僕は予想しています。
その理由は次の機会、「RAMBLER」というカード使用感で説明します。

あと、Theory11新商品「Prophet」が発売。超ビジュアルなビル・チェンジです。
隠す事無く一瞬でお札が変化しています。日本円でも出来るようです。多分。
僕は未だに「マネー・モーフ」のあのモダンな感じが好きで、ビル・チェンジを演じるとしたらモーフ一択ですねー。

カード別使用感 目次

雨が降ると

マジックじゃない話し
03 /19 2008
雨が降ると花粉が舞わないので良いです。

「カード別使用感 目次」をちょっと手直し。
文字だけだと見辛いかと思い小さい写真をつけて一口メモを書いてみました。

こういう作業するの大好き。

セイロン

マジックじゃない話し
03 /18 2008
箱ティッシュ2つという尊い犠牲によって鼻水の蛇口は直りました。
いやー鼻が赤い。

Harrodsのセイロンティーを淹れてのんびりだらだら。
セイロンはミルクを入れたほうが好きだけど、たまにはストレートで。
こういう時間がとれるのは幸せなことです。チョロっと映っているカードは今度紹介。
WynnDeckにも劣らない硬さと品質。フラリッシュに向いているかも。

カード別使用感 Aristocrat

カード別使用感
03 /17 2008
風邪のお陰、というのも変ですけど、普段睡眠時間が短い僕にしては物凄くよく眠れました。
ただ変な体勢だったのか腰が痛くなりました。

今日のカードはAristocratのカジノ仕様カードです。
ナニソレと思った方、Beeというカードがある以上マジックには使われないカードです。

「Aristocrat」
AristocratとはU.S.P.C社の持つカードのブランド名です。
「Aristocrat」の名を冠したカードはいくつかあったようですが、現在容易に手に入れることが出来る「Aristocrat」はこのカジノ仕様のカードのみだと思います。
白枠のある昔のAristocratは、リネン加工された品質の良いカードだったそうです。おそらくマジシャンも使っていたことでしょう。今は発売されていません。
今回のカードは白枠の無い、Beeのようなカードです。
Bee同様世界中のカジノで使用されています。品質も殆どBeeと変わらないものです。価格は300~400円ほど。何故かオークションでもダース単位、グロス単位で出品されているのをよく見ます。
ジョーカーはデュプリケイト。おじさんピエロがビシィッとポーズを決めて立っています。
スペードのAの中にはリボンと「R」の文字が描かれています。僕はこのRを、U.S.P.C社の前身、Russell Morgun & Co.のRじゃないかなぁ、と思っております。

開封直後のすべり具合
「★★★★★☆☆」(7)
Bee同様の滑り具合です。滑りすぎはありません。

裏模様の見た目
個人的に「★★★」(3)
マジック用として「★★」(2)
非常にシンプルなダイアモンド柄に「Aristocrat」のロゴが入っています。
よーく見るとBeeのダイアモンド柄とちょっと違うのです。
個人的にはロゴが入っていないほうが好きですが、ロゴ無しのデックは無いようですね。
白枠で縁取っていないのでマジックに使用するには難しいデックです。
ですが、ギャンブルデモンストレーションでは逆に使い勝手が増します。
カラーは赤と青です。

スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★☆☆」(7)
Bee同様。綺麗に広がってくれます。
インデックスが見えるくらいに広げようと思い、その思ったとおりの幅に広がってくれます。
Beeよりも若干表面がすべすべしており滑り易い表質に思えます。

リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆☆☆」(8)
Bee同様。BICYCLEに比べ少々硬く感じました。
しかしシャフルする際は丁度良い硬さです。非常にシャフルしやすいデックです。
親指の当たる側面の感触はBeeよりもザラザラしているように感じました。

ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
Bee以下略

カードの硬さ
「★★★★★☆☆」(7)
BICYCLEに比べ少々硬いデックです。
弾力もあるのでカードの端と端が付いてしまうくらいまで曲げても折り目は付きません。
Beeに比べてほんのすこ~しカードが分厚いと思います。ただ弾力は同じくらいなので「まったく同じ」と言ってもいいでしょう。

エンボス加工の有無
有り
ケースには「CASINO FINISH」と書かれています。
手触りではBeeと同じように感じました。

何層構造か
3層構造になっています。

値段との釣り合い
[#IMAGE|S1#]
仮に大量購入するのであればBeeより安く買えるかもしれません。
品質の割りに安いと思います。

総評
使われている赤インクはBumbleBeeWynnと同じ暗い色です。
Beeよりも若干滑り易い表質ですべすべしています。ただしBeeと同じ質といって良いと思います。白枠は無し、上下にロゴ有りと、Beeがある以上このカードをマジックやギャンブルデモンストレーションに使うことは無いように思います。
昔のAristocratは探せばオークションなどで見つけられるかもしれませんが、多分値段も高いでしょうし、僕はこのカード、ブランドにあまり食指が動きません。カード別使用感 目次

あすぱら

トマト・お酒・カードマジック好き。
最近はレザーアイテムをチマチマ作っております。