昨日台風が来たと思ったらいつの間にか去ってました。
今はしとしと雨が降っている横浜です。
ちょっと今更な感じがしないでもない
「STUD デック」の紹介。
フレンチドロップで発売されすぐに品切れ状態になってます。
そんなに良いカードなの?と思い試しに購入。
商品説明には
「米国大手ディスカウントショップの宣伝用カード」「ガイ・ホリングワース愛用」「Fines Qualityの文字に違わず素晴らしい品質」などなど書かれています。
「STUD Playing Cards」価格はフレンチで600円。宣伝カードが2枚、お店の宣伝が書かれています。
大手ディスカウントショップというのは、宣伝用カードによると
walgreens.comのようです。そこのネットショップでもSTUDデックは売っています。
フレンチで売っているものには
「POKER」の文字が書かれていますが、ここで売っているケースには
「Pinochle」 の文字。
ピノクルというのは48枚で行うカードゲーム。輪ゴムと指輪のマジックのことじゃありません。
フレンチで売っているのともしかしたら何か違うかもしれません。
[追記]ピノクル用のデックは52枚揃っていないので、マジックには使えません。
現在手に入るSTUDには
2種類3種類あります。1つは今回のSTUD、2つ目は古いSTUD、そして3つ目が、今回のSTUDと古いSTUDの間の期間で生産されていたもの。
左の写真が今日のSTUD、右の写真の右側のケースが古いSTUDです。

この3種類は質が違いますので別々にレビューしています。
生産されていた時期に並べると以下のようになります。
Old STUD① 古い紙質のSTUD。恐らく90年代前半のカード。
Old STUD② ①の後に製造されたSTUD。恐らく2000年あたりで作られたカード。
STUD新しいSTUD。
この3つはどれも品質が異なり、どれも既に生産終了のカードです。
今回のSTUDは一番新しいものですが、これも既に生産終了だそうです。
ジョーカーは完璧なデュプリケイト、お馬さん。バック柄はなんか複雑な模様。

スペードのAはちょっと上過ぎない?という位置に描かれています。
開封直後のすべり具合「★★★★★☆」(6)
空けた直後から滑り過ぎということはなく、丁度良い感じです。
裏模様の見た目個人的に「★★★★★」(5)
マジック用として「★★★★★」(5)
どことなくBICYCLEっぽいけれど、ちょっと無機質な感じの模様。
マジックに使うには申し分ないです。BICYCLEの赤よりも深い色合いの赤です。
スプレッドのやり易さ、広がり具合「★★★★★☆」(6)
ちょっと好感触。滑らかさがよくわかりました。
気持ちよく広がってくれます。
リフルシャフルのやり易さ「★★★★★」(5)
普通にやり易いです。BICYCLEと比べると親指の手触りが滑らかです。
ファローシャフルのやり易さ「★★★★★」(5)
特に変わった点はないと思いますが、BICYCLEよりもかみ合わせの時滑らかです。
カードの硬さ「★★★★★」(5)
硬過ぎず柔らか過ぎずの微妙な硬さ。
柔らかいような印象は受けますが、実際はBICYCLEよりも若干コシが弱い程度で、殆ど同じだと思います。程よい弾力もあり、耐久性は普通そうです。
エンボス加工の有無有
表面加工は「LINEN FINISH」となっています。スベスベしています。
何層構造か3層構造になっています。
値段との釣り合い[#IMAGE|S1#]
BICYCLEより若干高いようですが、品質は良いので釣り合いは取れていると思います。
BICYCLEとマークと絵札の描かれ方が違います。

ダイヤの9は左側の丸っこい描かれ方が、キングは右側の線の薄い描かれ方が、それぞれSTUDです。
ちなみに
ARRCOと同じデザインです。
総評フレンチさんでべた褒めしていたのですが、触ってみると「そんなに褒めるほどかな・・・?」という感触でした。人それぞれだと思います。
滑り方が少しだけBICYCLEと違います。
少し使い込んでくるとMasters Editionのさわり心地に似ているかも、と思ってきました。表面がBICYCLEに比べて少しすべすべしており、滑り心地もSTUDの方が軽いように感じられます。
絵札の顔はBICYCLEと比べると線が薄く絵柄も少し違います。
お値段はそれほど高いわけでなく、品質もそこそこで扱いやすいですが、ディスカウントショップの宣伝用デックとのことですので、皆が使うメジャーな存在として出回ることはないかもしれません。僕はフレンチさんでしか売っているのを知りませんし。
皆が使っているBICYCLEは使いたくない、という人が同じような品質のデックを探したらここに辿り着くだろうなぁ、そんな感想でした。
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