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Red Bicycle Gaff Deck

マジックの話し
03 /31 2007
ちょっと前に購入した「Red Bicycle Gaff Deck」の封を切っていなかったので空けてみました。たかがGaff Deckのくせに4500円もしたのですよ。
中身はと言うと、結構面白いカードが全部で56枚。
DBカードやDFカードなど「普通のGaff」は入っていません。全部なんか変なカードです。

骸骨のキング、砕けたエース、指紋の付いたスペードの4、乾いていないインクを触っちゃったようなカード、ダイヤが13個ある「ダイヤの13」、ヘビースモーカーの部屋に1年くらい放置されたようなボロボロのカード、ファスナーの付いたカードなどなど。
見ていると「あ、これはこうやって使えるかも」と想像できて大変楽しいです。

ふざけたカードばかりかと思いきや、なかなか不気味なカードも入っています。
これとか。
一体何がモチーフなのか分かりませんが、普通に怖いです。
写真にはありませんが、Jokerもちょっと不気味です。
このGaffを使ったトリックを解説しているDVDがあるようですが、自分で考えるのも楽しいのでしばらくは購入しません。
色々考えていけるので何か面白いアイディアがあったら書きたいと思います。

以前からひとつのテーマを持ったカードトリックを考えていまして。
その中で「カードが死んでいく」という演出をどうにかしてやりたいのですが、この中の何枚かはこの演出にピッタリなのです。
骸骨の絵札や棺桶の中の骸骨を描いたカードも入っています。
いつか手順が完成したらここで現象を書きたいと思います。

やっと3月も終わり。ようやく大学が始まります。
正直暇を持て余していたので早く大学行きたかったんですよね。

猫ってどうして

マジックじゃない話し
03 /30 2007
2匹以上猫を飼ったことのある人は解るでしょうけど、猫って結構性格が違う。
それぞれの性格が普段からハッキリわかるくらいに見て取れる。
前の猫はこんなことしなかったなぁ、と思うことも多々ある。

だけど猫皆に共通しているものが「狭いところが好き」
これ、全猫共通だと思う。
チビさんも例外ではないわけで。
色々と狭い場所を見つけては、顔を突っ込んでいるのを見て「バカ可愛いなぁ」としみじみしているのですよ。
居心地わるそうなのに・・・

PCの中の

マジックじゃない話し
03 /29 2007
今日は自作のパソコンの話。

メーカー製パソコンを弄ると保証の対象外になりますけど、メーカーパソコンの無料修理やら何やらは、自作する人の場合自分でどうにか出来るので必要ないわけですね。
そして、自作だと頑張ればかなり安く作れる。
新しいパーツがどんどん出てくる中、ちょっと前のパーツを中古で買って組む。
まだまだ使えるし、仮に何かしらの不具合で動かなくなってもあまり手痛い出費にならない。
あと新しいパーツを組み入れたいときに直ぐに取り替えられる。自分で作ったPCですから。

どこか動かなくなったときにすぐバラして直せるし、お金があるならとんでもないモンスターPCも組むことが出来る。あまり必要ないけど。
メーカー製のパソコンを購入しないで自分で組み立てる場合、最低限の知識は必要だけどそれなりにメリットがあると思う。

まぁ、最大のメリットは組み立てるのが楽しいことです
要するに自作PCは、それを作るのが楽しいわけで。大きいプラモデルみたいな。
増設していく楽しみ、なんてマニアックかもしれませんけど、そういう楽しさはあると思います。

で、まだ3月ですが、これから先PC内部の温度が気になる季節がくるわけです。
最近はハイスペックな中身になってきているので温度も上がりやすく僕も気になるのです。
使っているケースは中の温度を表示できるのですが、これ、冷却魂が燃えるというか、中の温度上昇に過剰に反応するようになってしまう嫌なヤツなんです。

夏場は特に37度とか表示されると嫌で嫌で。
最近では30度超えるのも嫌になってきました。
そろそろ冷却の最終ウェポン・ミニ扇風機を探そうか。
まだ早いかな?

使用するカードの種類

マジックの話し
03 /28 2007
マジックをやっている人は大抵カードマジックに使用するデックの種類を決めていると思います。一番多いのがBICYCLEでしょう。次点でTally-Hoかな。
一番使いやすくてどんなマジックにも適し、値段も安いですからでしょう。

僕は使うデックを一種類に決めていません。
主に使っているのは3種類。BICYCLEとTally-HoとBee
と言っても、3つのデックを拘って使い分けているのでもなく、単にそのときの気分で違うデックを使いたいからです。

「何でBee?」と思われる方もいるでしょう。カードが白縁ではないので、どちらかと言うとマジックにはあまり適さないカードです。
ですがこのカード、とにかく扱い易い。シャッフルしたときなんて手に馴染む馴染む。
人それぞれでしょうけど、僕の場合一番扱い易いカードがBeeです。


扱い易さでは一番のBeeですが、マジックをしようとすると結構弊害もあります。
密かに一枚ひっくり返して・・・なんてすぐにばれてしまいます。
でもポーカー・デモンストレーションなどでは特に活用できますし、セカンドディール、ボトムディールはやり易い。
Beeの白縁があるデックもありますが、なんか邪道です。Beeぽくない。

BICYCLEとTally-Hoは全体的にやっぱり使いやすい。コストパフォーマンスに優れている。
もう躊躇無く破れる。
Beeの次に扱いやすいのがBICYCLE。Tally-Hoはそんなに使っていない。
7割方BICYCLE。たまにTally-Hoで渋さを味わう、みたいな感じ。

BICYCLEと一口に言っても今は沢山面白い種類が出てますから、そんなデックもよく使っています。GHOSTデックとか。
たまにずっと見ていると目が悪くなりそうな明るいBICYCLEも出てますね。どんな風に使えば良いのか・・・・。

僕がカードマジックをやる場合、前回と使っているカードはかなりの確立で違うものなのです。


Bill in ・・・

マジックの話し
03 /27 2007
観客から借りたお札が消えてしまい、レモンを半分にすると突き刺さっている。
そんなかなりショッキングな現象のトリック「Bill in Lemon」
レモンの他にも色々なモノの中からサイン入りカードやお札をだします。
カードを大根の中から出す人も見たことがあります。

スリービングを使いこなしマジシャンでもハッとするような演技を行う、FISMミクロ部門チャンピオン、Carl Cloutierの演じる「Bill in Kiwi」。

「Bill in Kiwi」
マジシャンはルーティーンの最初にキウイを出現させ(Carl Cloutierらしい出し方してます)観客にプレゼントします。
色々とトリックを見せた後、観客からお札を一枚借りてサインしてもらいます
お札を小さく折りたたんでどちらの手の中に入っているか当ててもらいますが、観客は当てることが出来ません。
それもそのはず。お札は両手から消えてしまっているのです。
最初にプレゼントしたキウイを観客から手渡してもらい、ポケットからナイフを取り出します。
観客がずっと持っていたキウイを半分に切ると、なんとその真ん中に細長く丸めたお札が突き刺さっているのです。
観客に抜いてもらい紛れも無く先ほど消えたサイン入りお札であることを確認してもらいます。

よく見る手順として、
カードやお札が消える → レモンが出現 → ナイフで切ると出現
というものが多いですね。ラリー・ジェニングスはデック自体を投げてレモンに変える演出をとっていますし、前田知洋さんが東京堂出版「クラシック・マジック事典2」(松田道弘著)に解説を載せた「カード・イン・レモン」ではハンカチの中でデックをレモンに変えています。
この「Bill in Kiwi」では観客にずっと持ってもらっていたキウイを使っているので不思議さが高まっています。

「未開封の~~」とか「密閉された~~」から出てくるよりも、普段から見ているレモンやオレンジの果物から出てくるほうが見ていて楽しいようですね。
それにしても、この「Bill(Card) in ~~」というマジック、本物の果物を使っているのでかなり意外性があります。
視覚的な効果の他に果物の強烈な香りも効果を高めているようで、その香りと一緒にいつまでも観客の記憶に残るのだそうです。

僕も何回か演じたことがあるのですが、レモンを取り出した時点で「それはない(笑)」と笑われることがありました。ちょっと意外なものが取り出されると人間は笑うようです。
確かに普段からレモンを持ち歩いている人は居ませんからね~。

消えたお札が超熟トマトを叩き潰すと出てくるという「Bill in Tomato」はどうだろう。
ぐしょぐしょのトマト色に染まったお札をそっと返してくるマジシャン。
これもまた記憶に残りそうです。

キウイっていくら甘くても食べた後は舌がヒリヒリしません?

我が家のチビ

マジックじゃない話し
03 /25 2007
チビさんとゴロゴロ遊んでいたら喉に小さな瘡蓋のようなものを発見。
どこかに擦ったのか何かしらの病気なのか。
心配だったのですぐ病院へ。
多分どこかに擦ったのだろう、という診断でした。よかったよかった。

今年1月に肺癌のため亡くなったクロさんも、最初に癌細胞が見つかったときは瘡蓋のような豆みたいな腫瘍の状態だったのです。
クロさんはその後急激に癌細胞が広がり10歳で亡くなりました。
僕は最期を看取ることができました。

「飼う」というのは言葉上の建前であって、「一緒に生活している」と言う方が本質に沿っていると思います。
寿命が違いますから、凄く悲しいことだけど、亡くなる時までしっかりと撫でてあげるのです。
その後は大いに泣きましょう。



それにしてもチビさんは全然大きくならない。
もう半年経つのだから成長はしているのでしょうけど、まだ体重は2kg未満です。
まぁ顔も小さいので大人になっても小さいままなのでしょうね。


追記。
2月11日に書いたFazil Sayの記事。
彼の弾くトルコ行進曲をYouTubeで見つけたのでどうぞ。
Fazil say Turkish march
スカーンと入ってくるフォルテが印象的で超お洒落!
消えてたらゴメンね。

THE SIGNED CARD

マジックの話し
03 /24 2007
マジックの演出において「観客への挑戦」はかなり危険です。
気分を害してしまう人も居るかもしれませんし、マジックを観る目が「絶対に見破ってやろう」という正しくない観方になってしまいます。

マジックの最初に最後に使うカードを置いて見せておく、という演出もなかなか挑戦的なものだと思いますが、「THE SIGNED CARD」という類のマジックでは不思議さが際立つ、というプラスの効果をもたらしています。

「THE SIGNED CARD」
トリックを始める前にデックからカードを一枚取り出し、裏向きのままテーブルに伏せます。
「このカードは皆さんの見える場所においておきます。誰も見てはいけません。触ってもいけません。私もこのカードには二度と触れません」
意味深な事を言ってこのカードが特別であることを示します。次に何枚かのカードを取り出し、このパケットを謎のカードと離れた場所に置きます。
「これは私のカードです。後で見ましょう。貴方にもカードを一枚選んでいただきます」
デックを表向きにスプレッドし、一枚選んでもらったら表にマーカーでサインしてもらいます。
置いてあったパケットを一枚ずつ数えながら見せて4枚のAであることを示す。
「それが貴方のカードです。私のカードは4枚のAです。謎のカードには全く触っていません」
観客のカードをAのパケットに混ぜます
「では今から貴方のカードを消してしまいましょう。・・・・・はい、消えました。もうありませんよ」
パケットを一枚ずつ表を見せながらテーブルに数えていくと4枚のAだけで観客のカードは消えている。再度4枚を拾い、表を見せて本当に4枚しかないことを示す。
「さて、謎のカードをあける時が来ました。でも最後まで私はカードに触れません」
2枚のAで謎のカードを挟み持ち、観客に謎カードを抜いてみてもらうと、なんと、最初から置いてあったそのカードは観客のサインしたカードなのです。

最初に出しておいたカードがサインされたカードであった、という有り得ない時間的な矛盾の現象はマジシャン達に刺激を与え、ヴァリエーションを多く生んだようです。

僕はラリー・ジェニングスの「THE MYSTELY CARD」を知っています。
こちらは最初に出した謎カードをポケットにしまい、観客のサインカードを2枚のジョーカーで消した後、ポケットから謎カードを出すとそれがサインカードである、という演出です。
ジェニングスのトリックでは謎のカードは観客の目の届かない場所に入れてしまうのですが、パームを使った大胆な構成で演じやすいと思います。

この現象を見せられた場合一番考えられるタネは、観客のカードと謎のカードをどうにかしてすり替えたのだろう、という推測です。
しかし、この推測をするともう一つ大きな問題が見えてきます。
「すり替えたのなら、最初に出したカードはどこに消えたのだろう」というものです。
4枚のAとサインカード、謎カードの6枚のカードが存在し、最後に謎カードはサインカードだったのですから、5枚に減っています。最後は本当に5枚だけです
ですが、存在しないはずの6枚目のカードを観客は最初にその目で見ているのです。
これは後で考えれば考えるほど不思議でならないトリックです。

どんどんEspada

マジックじゃない話し
03 /23 2007
また仲間が増えましたー。
今回は元海賊で現在武器商人をしているアデリーナさん。
家族が死んでしまっていたりとなかなか暗い過去をもつ方。
かつての裏切り者に復讐するという不健康な専用クエストも用意されています。

「ほら行くよ!」「遅い!」「私を信じなさい」などのセリフを言ってくれる、どこまでも姉御のアデ姐さん。いいおっぱいしてます。

GranadoEspadaではちょっとした風景も絵になります。
港町では海を眺めてみてもこんな具合。


いーい眺めだ。

ミクロ・マクロ

マジックの話し
03 /22 2007
買ったばかりの「ブラザー・ジョン・ハーマン カードマジック」を読み漁っているわけですが。
ハーマンのトリックは視覚的な効果が非常に高いものばかりですね。
極端な現象にはフェイクカードを巧く使っています。
付属のフェイクカードの品質は予想通りといった感じ。
バイシクル柄ではありませんが、パケットものとDFカードは使えそうです。
読んでいて感じたのですが、彼はパームがあまり好きじゃないのかな・・・・?

この本の中でも特に目を引くビジュアルな現象「ミクロ・マクロ」をご紹介します。

「ミクロ・マクロ」
「小さいサイズのカードもあるんです。どのくらい小さいか、普通のカードはこれくらいです」
マジシャンはミニカードをリボンスプレッドし、普通のポーカーサイズの4枚のQと比べて半分くらいのサイズであることを示します。
「でもよく見るとこのQも小さいサイズでしたね」
次の瞬間4枚のQはミニカードに縮んでしまう
「ではミニカードの中から好きなカードを選んでもらいます。私が指を動かしていくので好きな場所でストップかけてください」
スプレッドからミニカードを選んでもらい抜き出して表を見せ、元に戻す。
スプレッドをまとめもう一度スプレッドするとミニカードはポーカーサイズになっており(怖いくらいビジュアル)その中で選ばれたカードだけがミニカードのままで残っています。
「やっぱり小さいままだとやり辛いですからね。でも貴方が選んだカードだけはミニのままです」


演じるにはオープニングしかないと思うのですが、これの後はよっぽどのマジックを演じないといけません。次のマジックが霞んでしまうほど素晴らしい現象です。
当たり前ですがフェイクカードを使用します。
フェイクカードを処理した後はそのままレギュラーデックとして使えます。
解説の後レギュラーデックで演じるバージョンもありますが、演出が違いますし、この現象をレギュラーで演じるにはちょっと無理がありますね。
必要なフェイクカードはすべて付録として付いてきます。
強力すぎてむしろ扱いに困るトリックです。

買ったぜよ

マジックの話し
03 /21 2007
図書館の本の返却と一緒に色々とお買い物をしに行ったんですよ。
で換えたいと思っていたパソコンキーボードを選んだりして。
選ぶ目安として「ノートパソコンみたいな平たいのは×」「キータッチがガチャガチャうるさいのは×」「F1~F12のキーが4キーずつ区切られている(F1~F4、F5~F8てな具合に)」の3点を見たのですけど、なかなか条件に合うものはありませんねー。
結局買ったのは、あのバッファローの980円のやつ
わぁ僕って安上がり。

買い物行くと必ず本屋に寄るんですけど、集めている漫画なんぞを買ったりして。
そこでね、見つけちゃったんですよ。
「ブラザー・ジョン・ハーマン カードマジック」を。
寄った本屋は「あおい書店」。みんな大好きあおい書店。
マジック関連の書籍もちょびっと置いてあるのですが、なかなかマニアックな本も置いてあったりします。売れているのか分かりませんが。
そこにさりげなく置いてあるじゃないです、ジョン・ハーマン。
はい、即購入。

また今度レビューでも書きたいと思います。
さーてページをめくって至福の時間です。

あすぱら

トマト・お酒・カードマジック好き。
最近はレザーアイテムをチマチマ作っております。