いってきます
「あすぱら」について鹿児島へ。
トンカツ豚しゃぶ食べるぞ~
日常にマジックをトッピング
というわけで2013年のエイプリルフールでした。
「みんなはどうやってシールを開けてるのかな?」というアンケートなどやってみたら面白いかな、と思ったのがきっかけです。
ちなみにあまりに長くなってしまったのでかなり削った記事になってまして。
他に考えていた手法はこんな感じ。
ファイヤー、パーフェクト、底抜け、観音開き、同族、みかん剥き、研磨
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はいコンニチハ。
2013年に入ってもう3ヶ月経ちました。本日より新しい年度が始まります。
これから新しい環境で過ごすことになる、という人も沢山いましょう。
新しい環境では色々とストレスを感じることも多いでしょうが、体調管理に気をつけてお過ごしください。
さてそんな現代社会に、ひと時の癒しと新鮮な驚きを勝手に押し付けることが目的のこのブログ、本日も毎年恒例の行事に早速参りましょう。
2012年度トランプシールの開け方振り返り
毎年トランプに関するあれこれを調査して発表しておりますが、2012年は「トランプシールの開け方」でございました。
調べてみると予想よりも遥かにその種類は多く(最終的には6万435種でしたね)、深い歴史を持ち(日本では平安時代まで遡りましたね)、マジシャン同士の好みの問題(過激な抗争)もありました。
その中で特に反響の多かった方法をピックアップしてご紹介いたします。
この記事をもって2012年から2013年にかけて調べてきた「開け方」は終わりますが、新年度に入りまたフレッシュな気持ちでトランプの調査を続けてまいりたいと思います。
では早速ご紹介に移りましょう。まずはオーソドックスなこちら。
スタンダード-三日月
マジシャンの間では一番ポピュラーな方法として定着しているスタンダード。
その中でも、素早く、きれいに開けられる「三日月」、ご紹介するまでもない方法でしたが、やはりこれを無くしてシールの開け方は語れない、というコメントが非常に多く寄せられました。
ケースの蓋の隙間に親指を差込み、シールを蓋の三日月形の切り込みに沿って切っていく、という方法です。
何らかのツールを使わず、素早く、そしてシールの切れ端などのゴミも出ないという、観客の前で開ける際に重宝されている方法で、この手法が確立されて以来(西暦800年ごろ)、マジシャンからは親しみと敬意を持って使われてきました。
スタンダード-ストレート
三日月と対を成すと言われているストレート。
カッターナイフやペーパーナイフなどを利用し、三日月ではなく真っ直ぐにシールを切る手法です。
この方法の一番の利点はその美しさにあります。
三日月は確かに便利で使いやすいのですが、シールを切り込んだ際、シールが少し汚く破れたり、指を隙間に差し込むためケースの蓋が歪むなどといった欠点があります。
その欠点を無くそうとして生まれたのがこの方法だと言われていますが、ストレート派の一部からは「三日月よりもこちらのほうが先だった」という意見も出ており、両派の対立は(過激ではないものの)長く続いております。
またストレートは指で行うのが大変難しく、マスターレベルでも100デックに1つは切込みが曲がってしまうと言われています。そのため常に小型のナイフといったツールを利用するのですが、大きなマジックの大会があると開催地域の文房具店のカッターナイフは全て売切れになってしまい、ナイフを買えなかった参加者が泣く泣く演技を諦めてしまう、などといった問題も起こりました。
こういったツールに関する問題に対し、ストレート派では手の爪を一本だけ伸ばしてナイフのように研ぐことを推奨しています。
三日月派とストレート派の対立がブログのコメント欄でも目立っていましたね。
スタンダード-洋式
これは確立した手法というよりも1つのジャンルとして定着している形式ですが、「三日月とストレート」などと比べて両派の対立が全く無く、コメント欄でもほんわかしたご意見を頂いていました。
ナイフとフォークを使い、お皿の上でシールに切り込みを入れます。
基本的に開ける方法は三日月かストレートになるのですが、ナイフとフォークの形式上、どちらかというとストレートで開ける人が多いようですね。
こちらの洋式は持ち運ぶアイテムの種類から、上流階級レストランでのテーブルホップに最適と言われている手法です。
スタンダード-和式
洋式に対しお茶碗と箸を使って開ける方法は和式に分類されます。
丸みを帯びている箸を使うため、三日月に切り込みを入れる人が多いですね。
戦後に欧米文化が多く入ってきた日本では洋式ストレート人口が増えてきましたが、昭和中期まではこちらの和式を使うマジシャンが圧倒的に多かったのです。
今でも高齢の愛好家の間では専用のお茶碗と箸を用意し持ち歩く人が珍しくありません。
こうしたツールに対する愛情の込め方は洋式には無い特徴といえるでしょう。
品位を求められる場面でマジシャンが洋式あるいは和式を使えないと次から仕事に呼ばれない、という事は常識です。トッププロではどちらも完璧にマスターしておく必要があります。
特殊型-テレキネシス
特殊型と呼ばれるジャンルの中では一般人へのアンケートでダントツの知名度ナンバーワンに輝いたテレキネシス。
手で蓋に触れず、超能力の一種であるテレキネシスを使いシールを破ってしまいます。この際、三日月に切るかストレートに切るかはマジシャンの好みに分かれます。
かつてハンドパワーでお馴染みのMs.マリっ子がTV番組の中でこの方法を使って開けたことから、ノンマジシャンの認知度が一気に上がったことは皆さんも覚えてらっしゃるでしょう。
ただマジシャンの間ではすでに超能力をマジックに利用するのが当たり前となった現代ですから、Ms.マリっ子も後年、「あの番組で開け方をアピールするつもりはなかった。ただ単に、デックをいつもどおりに開けただけなのよ」と、自伝「マリっ子の「っ」は「ッ」じゃないのよ!」(2008.東京某出版)で書かれております。
2000年以降では別段珍しくも無く、一般人からの認知度が高いため、いわゆる「マニア」からは軽視されがちの手法になっていますが、最近、「実はボケ防止になる」という説が登場し、高齢のマジシャンやマニアがこの手法を懐かしみも込めて行う、ということが流行っているようです。
特殊型-デストロイ
そのあまりの残酷さに目を背ける人多数、TVで行おうものなら視聴者からのクレーム多数、マジシャンの間でも忌諱されている手法です。
あまりの過激さに一部ではカルト的な人気もありますが、アメリカではこの手法を禁止する法律を定めた州も多く、EUでは全面的に禁止されています。
中世のヨーロッパで確立されたこの手法はありとあらゆる攻撃的な行為(拷問的行為とも)を行い、ケースを開けるという方法。
この方法ではカードが使えなくなるためカードマジックの最初に行う意味は無いのですが、この方法が癖になってしまった者(デストリスト)は他人から借りたデックでもデストロイしてしまい、マジシャンからは大変嫌われています。
ブログで取り上げた際は「なぜこんなことをするのか・・・」や「しばらくデックに触れなくなった」と、デストロイがトラウマになってしまった人が多数現れ、大変ご迷惑をお掛けしました。
ですがこうして人類の過ちを忘れないことも、僕は大切だと思うのです。
破廉恥型-XXX
文字にすることすら憚られる手法ですが、その人気は凄まじく、TVでは放送出来ないけれどMeTubeなどの動画投稿サイトではかなりの数がアップロードされていますのでご覧になった方も多いでしょう。
ただひたすらにエロい動きでケースを開けるのですが、見た目のエロさとは裏腹に実際はかなり高度な技術を要する、大変難しい手法でもあります。
あるマジシャンがTVの生放送番組「微笑んでいいとも」に出演した際、この方法でカードを開けたため視聴者からクレームが殺到、そのマジシャンは局への出入り禁止となった事件も耳に新しいですね。
プロがこれを一般客の前で行うことは殆ど無いため、時間と情熱が有り余るアマチュアによって開発されてきた方法です。
しかし、プロは全然出来ないかというと、実はそうではなく、マジシャンの集まる大会やセッションなどでは、プロもアマチュアもお互いにこれを見せ合うことが同士の証である、という風潮にあるようですね。
解脱(げだつ)型-開けない
トランプを開けない、という手法。
これは「トランプを開けるという煩悩」から開放された者がたどり着く境地と言われています。
この境地に達した者だけが理解できる手法とされており、理解できない者から「開けないならトランプマジックが出来ないじゃないか」という当たり前の指摘に対しては「トランプマジックをやらない、という事ではない。トランプを開けない、という事なのだ」と返す。
方法としては「誰かに開けてもらう」という手法なのだが、開けてくれる人が現れない限りトランプには触れないため、これを理解しないものからは奇異な目で見られる。
日本の奇術師マビー司郎さんは、トランプを前に「開けない」を実行している人に対して、そのトランプを開けてあげるという優しいマジシャンであることは有名である。
一般人にはもちろん、マジシャンの中でもかなり特殊な方法として認識されており、この方法を行うものが我々の間で「超越者」と呼ばれているのは周知の事実である。
そんな哲学的な「開けない」も、この後に紹介する手法「開いてる」の登場によりその特殊性に陰りが見えてきた。
解脱型-開いてる
開けない、に対して、こちらはトランプが既に開いてるのである。
つまり既に開いているトランプを使うことで、「自らトランプを開けるという煩悩」から開放される、というのである。
開けない派の厳しい戒律に嫌気がさした者が広めたとされ、開けないに比べるとかなりハードルは低い。
開けないの戒律には「一度開けてもらい使用したカードは使えない」「自ら開けてもらうことを要求してはならない」とあるが、開いてるにはそういったルールが無く、単に開いているデックを使う、という手法なのである。
たとえばデックを相手に渡して「開けてください」という事がOKなのだ。
つまりマジックを始めるとき、観客に新品を手渡して開けてもらうという行為がそのまま「開いてる」に繋がるのである。
こうした手軽さから、近年「開いてる」を行うものが増えてきており、若者の間でも「ちょっと今日は解脱っちゃおうかな」と気軽に解脱が味わえるため人気がどんどん広まっている。
これに対し開けない派は開いてる派を「自らを律することが出来ない者たち」と公然と見下す発言を行い、両派の溝は深まるばかりである。
さらに、近年はシールの貼られていないデックも数多く登場してきており、開けない派からはシールの無い開いていないデックに対してどのように対処するかが問題となってきている。
しかし開いてる派からは「シールが無い=開いてる」と大雑把に捉えられており、これもまた開いてる派が増える要因ともなっている。
さて、いくつかの手法をピックアップいたしましたが、この他にも皆様の反応が良かった方法が沢山ありました。今回は特に来年度に向けて新たな気持ちでスタートできるよう、沢山感想を頂いた手法の中から、僕にとっても特に印象深かった物をと思い、選ばせていただきました。
2013年度もブログ「あすぱら」をよろしくお願いいたします。
バヤリースのチロルチョコ
まじ美味しいんですけどもー
僕が育てているアスパラガス、このブログと大体同時期に育て始めているので、もう6年以上経ってますが、まだまだ元気です。
いつになったら食べるとこが育ってくるのだろう、と思い続けてはや6年。もうそろそろだと思いますね。
ところでアスパラガスって茎の部分に棘なんてあったのですか?
水やりながら「また長く育ってきたなぁ、そろそろ鉢を変えないと」と触っていたら親指に激痛が走りまして。
バラの棘そっくりの棘がいつの間にか・・・そんなアグレッシブな植物だったなんて・・・
4月中旬にショップ再開できそうです。
前のショップに加えて、M-MAPの中にWordpressでショップを作って試運転してみようと思っとります。いずれはブログとショップと本家全部を統合できれば良いなぁなんて考えているので、上手く機能するかどうかのテストですね。