就寝前や就寝中の習慣は人それぞれですが、マジシャンにはきっと同じような習慣を持つ人が居るはずです。
すなわち、寝ながらパーム。
僕は以前に、トランプを1枚、右手と左手にパームしたまま寝ていました。
どういう風になるかと言うと、まず最初は当たり前ですが、違和感がありますよね。
で、違和感を通り過ぎると、カードを持っていることを忘れるくらいに慣れてきます。
で、もうちょっと経つとパームしている手が痛くなってきます。柔らかいトランプと言えど、少なからず手に力が入りますからね、緊張状態が続いてちょっと痛くなってきます。
で、この緊張状態は、指をちょっとだけ握ると「バキン!」と解けます。
この「バキン!」をした後の手は緊張が解けてリラックスした状態になります。この時の手を鏡で見てみると、なかなか自然な形なのです。
これはちょっとおススメです。
あとは、寝ながらボトムディールの練習もしましたね。
両手を頭の前に持ちあげて(布団に対して垂直に)左手でデックを持ってボトムカードを押し出して右手で取るのを繰り返してました。
どういう風になるかと言うと、最初は下手ですからカードを取りこぼすのです。そうすると顔にカードが落ちてくるわけです。結構怖いです。
この練習をしていると左手がカードを落とさないようにガッチリとデックをホールドするので、だんだん左手が痛くなってきます。
柔らかいトランプと言えど、少なからず手に力が入りますからね、緊張状態が続いてちょっと痛くなってきます。
この緊張状態は解けないので、ずっと緊張したままカードを配る練習をするわけです。
この時の手を鏡で見てみると、すっごい緊張した手の形です。
これはおススメしません。というか、やっちゃダメです。
最近はコインをパームしたまま寝ることが多くなりました。
コインはカードと違って、汗でどんどん滑るので、「バキン!」の前に落ちてしまいます。落ちては拾って、落ちては拾ってを繰り返しているとそのうち寝ます。
すると不思議なことに、朝にはそのコインが消えているのです。一体どこに行ったのか、まるで分かりません。不思議!
布団のまわりに落ちているわけですから直ぐに見つかるはずなのですけど、たまに全然見つからない時はとても焦ります。
「え?なんでここにあるの?」と思うような所にあると不思議を通り越してちょっと怖いです。
ちなみに僕はクラシックパームが出来ないので、その練習をしながら寝るのですが、カードと違ってコインは小さいですからね、手の平の別の場所に同時にパームできるのです。
何枚もパームしていれば同時に違う場所のパーム練習が出来てお得!
と、思って複数枚をパームして寝ています。
ここ最近、この方法は良くないんじゃないかと思っていますが、面白い事に、1枚だけをパームすると何だか物足りなく感じるようになったのです。